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お客さま導入事例〜事例でわかるビジネスエネルギー成功への道〜

導入事例#018

  • 輸送用機械
  • 環境性
  • 作業性
  • 安全性
  • 電化厨房
  • ヒートポンプ
  • エコキュート
株式会社NTN三重製作所さま(三重県桑名市)

世界品質を生む生産拠点が選んだ「環境との共生」のためのエネルギー戦略

株式会社NTN三重製作所さま(三重県桑名市)

(ニーズ)
環境保全のため、生産現場でもエネルギー対策を重視

2004年4月に開設された株式会社NTN三重製作所さまは、NTNグループの生産拠点のひとつ。
NTNグループは、世界19か国に拠点を展開するグローバルなベアリングメーカーであり、風力発電機や新型新幹線N700系の車両にもベアリングを供給するなど、高い技術力が評価されています。 その高度な製品力を支えるNTN三重製作所さまは、各種軸受(ベアリング)の製造を行なうモデル工場として開設され、柔軟で独立性のある経営と新しい発想でものづくりを行なっています。
2004年から稼働を開始した第1工場は、建設機械や風力発電など、主に産業機械向けの軸受を生産しており、2007年に完成した第二工場は軸受に用いられる「ころ」(ローラー)を中心に生産能力の増強を図っています。


▲NTNが製造するベアリング

NTN株式会社 執行役員で、前・NTN三重製作所 代表取締役社長(現・NTN株式会社 桑名製作所長)の辻林さまは「NTNグループは、グループをあげて地球環境の保全に取り組んでいます。第2工場を計画するにあたって、最も重視したのが環境性であり、安全性でした」と語ります。
同グループの生産活動は「生産現場における省エネルギー対策」と「自然エネルギーの活用」に重点を置いて地球温暖化防止のための活動を進めており、第2工場の設備にも「安全性はもちろん、これからの時代は地球環境に配慮した設備やシステムが必要」との考えを持っていました。


▲「これからの時代は地球環境に配慮した設備やシステムが必要」と辻林さま

(解決策)
電気エネルギーで省エネ、省資源、CO2排出量の削減へ

設備やシステムなどを導入する際は、省エネ、省資源につながるものを選択するという同社。 第2工場に取り入れる設備やシステムを決める際も、省エネやCO2排出量の削減が高いレベルで実現できるか、万一の災害時に備えて安全性に優れているか、を重視して選択したといいます。 この条件を満たしたのが、オール電化でした。


▲オール電化を導入した第2工場

(導入機器)
第2工場はオール電化、第1工場は電化厨房を導入

第2工場はNTNグループでは初のオール電化を導入することになりました。 さらに、第1工場の社員食堂も電化厨房に取り替えることが決まりました。

「電化システムや設備を導入するにあたり、社内では『イニシャルコストがかかる』という意見も出ました。 しかし、試算でランニングコストを抑えられることはわかりましたし、目先の導入コストよりもこれからの地球環境のことを考えたら、やはり電化システムを取り入れるべきだ、という結論に達したのです。 それに、グループのトップ(鈴木代表取締役会長)が環境問題に積極的に取り組んでいますから、環境対策への理解がありました」(辻林さま)


「環境への配慮からオール電化を導入しました」(辻林さま)

(導入効果1)
省スペースながら1日約500食分の調理を実現

2007年8月、第1工場の電化厨房が完成。ここは24時間稼働の工場で、約500名の従業員が2交代制で働きます。そのため、社員食堂の利用は昼と夜11時の2回。厨房では約250食分の調理を1日に2度行なうことになります。

▲第一工場食堂

「これだけの人数の食事をまかなう厨房は、もっと広いスペースが必要かと思いましたが、コンパクトに納まりました」と辻林さま。電化厨房は厨房機器の配置の自由度が高いため省スペースで済み、第1、第2工場ともにコンパクトで機能的な厨房スペースを実現。その分食堂スペースにゆとりが生まれています。

調理スタッフが「厨房の温度が上がらないから暑くない」「熱伝導がよく、調理が早い」「ドライフロアだから衛生的」と語るように、電化厨房によって厨房環境がより快適でクリーンになり、エネルギーコストの削減も図ることができます。


▲第1工場の電化厨房。コンパクトなつくりとなっています


▲第2工場の電化厨房


▲エコキュート(第2工場)

(導入効果2)
オール電化で、働く人の快適性と火災に備える安全性を確保

オール電化を導入した第2工場は、約11,000m2規模の空間です。 ヒートポンプで効率よくエネルギーを利用した空調で、この大規模空間の快適性をキープすると同時に、省エネや省コストを図ります。

「工場や厨房で働く人の労働環境に配慮すると同時に、工場で最も気をつけなければならないのが、火災です。 火災で生産に支障が出れば、お客様にご迷惑をかけることになる。 それは絶対に避けなければなりません。働く人の快適性や安全性の確保はもちろん、万一の火災を防ぐためにも、電化厨房やオール電化を採用したのです」(辻林さま)


▲第2工場の屋上に設置したヒートポンプ

(エネルギー展望)
環境保護につながるエネルギーを活用

鮮やかなエコロジーブルーのコーポレートカラーで、環境問題に取り組む姿勢を表すNTNグループ。 NTN三重製作所さまはオール電化や電化厨房の他にも、さまざまな取り組みを展開しています。

敷地内には風力発電と太陽光発電の設備を備え、その電力は電化厨房と事務所の照明用として使用。 照明器具も、廊下や階段、トイレといった常に人がいない場所は人感センサー付き照明器具を採用しています。 さらに、コンプレッサーの排熱は回収して空調エネルギーとして再利用したり、トイレの排水を活用して発電を行なう設備も設置。 自然光を屋内に取り込む採光性に優れた屋根、断熱材を使った2重構造の天井や壁を用いるなど、徹底して省エネ、省資源に取り組んでいます。

「今後も風力発電や太陽光発電によるクリーンエネルギーを活用しながら、環境性や安全性に優れたオール電化などを取り入れて、地球環境との共生につながる企業活動を追求していきます」(辻林さま)


▲第2工場屋上のソーラーパネル


▲第1工場の風力発電機。NTN三重製作所のベアリングが使われている

事例に登場した設備・機器のご案内

  • ヒートポンプ
  • エコキュート
  • 電化厨房