
導入事例#020

スガキコシステムズ株式会社さま
スガキヤ大須赤門店(愛知県名古屋市)
2006年に創業60周年を迎えたスガキヤ。ラーメンをはじめ、ソフトクリームやクリームぜんざいなどのデザートも揃え、子どもから大人まで幅広い年代に親しまれているファーストフードチェーンです。このスガキヤを東海地区を中心に関西、北陸、静岡地区で330店舗を展開しているのが、スガキコシステムズ株式会社さまです。同社は更なるチェーンの拡大を目標に、「お客さまにリアルタイムでおいしく召し上がっていただくための店舗を、あらゆる地域にチェーン展開していくシステム」に取り組んでいます。その構想を実現するためにも、安全性や作業環境性、品質管理のさらなる向上はもちろん、お客さまサービスをより高めるための取り組みがさらに重要になってきました。

▲ラーメン、甘味などのメニューは子供から大人まで親しまれています
外食チェーン店を取り巻く環境は変化しており、オール電化の商業施設は省エネや環境負荷低減などの取り組みから今後ますます増えることが予想されます。
スガキヤは以前にもオール電化のショッピングセンター内に出店したことがあり、その際には電化厨房などをすでにご採用いただいています。同社は電化厨房を使用した店舗での安全性、作業環境性の向上に注目し、路面店での展開など今後多様化する出店環境への対応も含めて検討した結果、本社の近くの路面店・大須赤門店をオール電化店舗としてリニューアルすることになりました。

▲大須の繁華街にある路面店「大須赤門店」。2007年12月25日にリニューアルオープンしました
大須赤門店は、2007年12月の改装時にオール電化を採用。電化厨房、エコキュートなどのシステムや機器を設置しました。
導入機器でこだわったのは、やはり主力メニューであるラーメンをゆでる「ゆで麺器」です。スガキヤのモットーは、どの地域のどの店でも同じおいしさを提供すること。設備が変わったとしてもラーメンのゆで上がりや食感など、他のスガキヤ店舗と同じ品質でなければなりません。同社では電化厨房を導入するにあたり、ゆで麺器は厨房機器メーカーと共同で開発し、今まで通りのおいしいコシのあるラーメンを実現しました。
ショッピングセンター内の店舗と異なり、大須赤門店のような路面店の空調は外気温の影響を受けることも考えられます。しかし、大須赤門店店長の中村さまは、「直火を使わないため厨房内の温度が上がらないという快適性に期待しています。そのほか安全性、作業のしやすさなど、数字になって表れない部分でもオール電化のメリットを感じています」といいます。
「いちばんのメリットは直火を使わない安全性の高さです。店の責任者としては、火災などの事故は絶対に起こしてはいけませんから」と中村さま。10代から60代までの幅広い年代のアルバイト従業員が働いていることもあり、改装前は直火の扱いが心配だったそうです。「電化厨房はスイッチ操作で簡単に火力がコントロールできるので、入店初日のアルバイトの方でもすぐに仕事ができます。ガス厨房は火加減を確認するたびにかがんでいましたが、電化厨房ならその必要もありません。また、不完全燃焼がないからススなども出ず、掃除もラクになり、体の負担も軽くなりました」。

▲「直火を使わない安全性の高さがいちばんのメリットです」(中村さま)
スガキヤではお客さまにおいしいラーメンを味わっていただくため、スープの品質管理を徹底しています。スープのダシには魚と昆布を使っており、その風味を最大限に生かしながら、最もおいしく召し上がっていただける既定の温度で、お客さまに提供しています。
魚と昆布からダシをとる際にも、スープを加熱する際にも、スガキヤがこだわっているのが温度。規定している最適な温度を守って作るため、温度管理には細心の注意が必要ですが、電磁調理器はスイッチで火加減を簡単に調節できるため、経験の浅い従業員やパートの方でも扱いやすいと好評です。

▲電磁調理器でスープの品質が管理しやすくなりました
改装前、大須赤門店の厨房機器は壁面に設置してあり、従業員はお客さまに背中を向けて調理を行なっていました。こうした形態の厨房は他にもありますが、社内からは「お客さまに顔を向け、さらにきめ細かいサービスを提供すべき」との声があがっていました。そこで、大須赤門店では新たな試みとして、レイアウトの自由度が高い電化厨房の特性を生かし、テーブル側に電磁調理器やゆで麺器を設置して対面式にリニューアルしました。
「つねに客席を向いているので、従業員にもいい意味での緊張感があります。つくる人の顔が見えることで、お客さまの信頼感や好感度の向上にもつながると思います」(中村さま)
同社は日本で初めてスープの素の粉末即席化に成功したほか、他のチェーン店に先駆けて女性専門店を営業していたこともあり、今までにもさまざまな先進的な取り組みを実現させてきました。
今回、大須赤門店ではオール電化を取り入れたことで、安全性や厨房環境の向上、さらに対面式の厨房でお客さまに顔が見えるサービスを提供し、差別化を図っています。
こうした実績やノウハウを蓄積し、今後も競合に打ち勝つシステムの構築、地域でより一層愛される魅力的な店づくりを推進していきます。

