
導入事例#003

ダイヤモンドシティ・キリオさま(愛知県一宮市)
全国に21カ所のショッピングセンターを展開する商業専業ディベロッパー、株式会社ダイヤモンドシティさま。同社が管理・運営を行うダイヤモンドシティ・キリオさま(愛知県一宮市)は、平成17年6月にオープンした東海地区最大級のショッピングセンターです。約9万5千平方メートルもの広大な敷地面積には、ジャスコと約160の専門店、映画館、アミューズメント施設が集まっています。

▲ダイヤモンドシティ・キリオ
建設には巨額のコストがかかるうえ、営業開始後はお客さまに快適な環境を提供するため、空調にかかる消費エネルギーも多くなります。
そのため、空調設備には省エネ性やランニングコストはもちろん、ISO14001の認証を取得する企業としては環境性においてもメリットが得られるシステムが必要となりました。
大規模ショッピングセンターに最適な空調設備とは何か。お客さまのニーズを踏まえ中部電力が提案したのは、ヒートポンプ・蓄熱空調システムでした。これはエネルギー効率が高く、夜間電力を使って蓄熱ができ、環境性にも優れたシステムです。また、ターボ冷凍機はガス吸収式のような燃焼部がないため、長期にわたる使用が期待できるメリットがあります。

▲モール部分店内
空調設備の選定については、最新の機器を徹底的に分析し、環境性、省エネ性、コストについて検討した結果、大規模なヒートポンプ・蓄熱空調システムを導入することになりました。
核店舗1階・2階・3階、大型専門店、モール共有部をセントラル式空調部分とし、ブラインターボ冷凍機、STL(潜熱)蓄熱槽などを導入。
専門店、レストラン、アミューズメント、サービス部分は個別分散型空調部分とし、ヒートポンプパッケージエアコンを採用しました。

▲ブラインターボ冷凍機
このシステムのエネルギー消費効率は、計画時では3.0でしたが、稼働後は蓄熱の使い切り制御などにより最大3.9という成果が出ています。
また、格安な夜間電力で蓄熱をおこなうため、計画値に対して約10%のエネルギーコストを削減。エネルギー消費量が減ったことで、環境負荷も低減させることができました。
加えて、STL(潜熱)蓄熱槽は、トラブルが少なく、設備管理要員が少なくすみ、人件費削減にも貢献しています。

▲STL(潜熱)蓄熱槽
同社は全国13カ所のショッピングセンターで、電力負荷平準化やエネルギー効率の高い大規模STL(潜熱)蓄熱システムを導入しています。その実績が評価され、平成18年6月に「第8回電力負荷平準化機器・システム表彰」の「資源エネルギー庁長官賞」を受賞しました(設計・エンジニアリング会社との共同受賞)。
中部電力によるきめ細かなコンサルティングをもとに、今後も効率的なエネルギー運用を図る同社。新たに展開するショッピングセンターでは、さらに高効率なインバータ駆動ターボ冷凍機を導入する予定です。これからもよりよいシステムを導入し、お客さまに優しい空間づくりを展開していきます。
