定例記者会見(2005年) 9月度 川口社長 定例記者会見

平成17年9月27日
中部電力株式会社

お忙しいところお集まりいただき、誠にありがとうございます。
本日、私からは
・「中部電力アドバイザリーボード」の創設
・人工ゼオライトの新商品「ランドプラス(ゼット)」の開発
・「愛・地球博」
の3点について、お話しいたします。

(「中部電力アドバイザリーボード」の創設)

  • ○ はじめに、本年3月に発表いたしました経営機構改革における施策のひとつである「中部電力アドバイザリーボード」の創設についてお話しいたします。
  • ○ 当社は、企業統治の強化を目的として、経営機構の改革に取り組んでおり、すでに「取締役員数の削減」「執行役員制の導入」「取締役の任期短縮」などの施策を順次実施してまいりました。
  • ○ これらに続いて、このたび「中部電力アドバイザリーボード」を創設する運びとなりましたので、メンバー構成等の概要をご説明いたします。
  • ○ 名称は、「中部電力アドバイザリーボード」とし、社長の諮問機関として設置いたします。
  • ○ 目的は、当社および中電グループの諸課題に対して社外の有識者の皆さまから助言・提言を頂戴し、事業運営に反映させるものであります。
  • ○ メンバー構成といたしましては、社外委員は、学識経験者、経済界、労働界、消費者、マスコミ等各分野から8名の皆さまにお願いし、社内からは私と副社長4名が出席いたします。
  • ○ 具体的な社外委員は、資料2枚目「中部電力アドバイザリーボード社外委員一覧」の皆さまでございます。
  • ○ いずれの方も幅広い分野でご活躍されており、卓越した見識をお持ちでいらっしゃいます。
  • ○ 私のアドバイザー役として、辛口で、忌憚のないご意見をいただきたいと考えております。
  • ○ なお、会合は原則として年に4回開催することを予定しており、第1回を11月4日に開催いたします。
  • ○ 当社は、これまで以上に「公正・透明」の観点を経営の中心に据え、皆さまから信頼される企業を目指すとともに、経営の効率性を一層高め、競争を勝ち抜く総合エネルギー企業として成長・発展してまいります。

(人工ゼオライトの新商品「ランドプラス(ゼット)」の開発)

  • ○ 次に、人工ゼオライトの新商品「ランドプラス(ゼット)」の開発についてお話いたします。
  • ○ 当社は、循環型社会実現の観点から、碧南火力発電所から排出される石炭灰をさまざまな形で再利用してまいりました。
  • ○ こうした中、平成16年10月より、石炭灰を有効活用した人工ゼオライト「シーキュラス」の製造・販売事業に参入しております。
  • ○ これまでは、人工ゼオライトの優れた吸着機能を活かし、主に悪臭ガスの除去や水質浄化などの用途で販売してまいりました。
  • ○ 先日は、日立ホーム&ライフソリューション様の空気清浄機の脱臭剤にご採用いただき、非常に大きな反響があると聞いております。
  • ○ 今後は、これらの用途に加え、土壌改良用の資材として、農業・緑化・園芸分野での販売に力を入れてまいります。
  • ○ 人工ゼオライトには、肥料や水を保持する力が強いという特性があります。
  • ○ 人工ゼオライトを農家の方に実際に土壌改良資材として試験的に使用していただいたところ、作物の生育が極めて良好で、従来の2倍以上の収穫量が得られたと、高い評価をいただいております。
  • ○ こうした結果を踏まえ、このたび、新たな農業用商品として、従来の人工ゼオライトとクリンカアッシュと呼ばれる石炭灰を混合した農業向けの土壌改良資材「ランドプラス(ゼット)」を開発いたしました。
  • ○ 「ランドプラス(ゼット)」は人工ゼオライトとクリンカアッシュの持つ特性を組み合わせ、肥料や水を保持する力、通気性に優れ、酸性化土壌を改良する特性も備えた土壌改良資材であります。
  • ○ 平成17年11月には、この「ランドプラス(ゼット)」の製造設備が完成する予定であります。
  • ○ 今後は「ランドプラス(ゼット)」を始め農業・緑化・園芸分野での販売を強化し、平成21年度には年間3,000トンの人工ゼオライトの販売を目指してまいります。

(愛・地球博)

  • ○ 続きまして、9月25日に閉幕いたしました「愛・地球博」についてお話しいたします。
  • ○ 「愛・地球博」は、おかげさまで目標を大きく上回る2,204万人の方にご来場いただきました。
  • ○ 多くの皆さまのご尽力により、成功裡に終わったことは誠に喜ばしいことであります。
  • ○ 私からは3点ほど、お話しさせていただきます。
  • ○ まず、電気の供給体制についてでありますが、当社は、名古屋支店において、支店長を本部長とする「愛・地球博対策本部」を設置するなど、万全の体制で臨みました。
  • ○ 期間中、雷などで若干のトラブルはあったものの、大きな設備故障もなく安定して電気をお届けでき、地元の電力会社として責任を果たすことができたと安堵しております。
  • ○ 次に、ワンダーサーカス電力館につきましては、マスコミの皆さまに、さまざまな機会を通じて取り上げていただいたおかげもあり、373万人という大変多くのお客さまにご来館いただきました。
  • ○ 電力研究会の皆さまにはこの場をお借りして厚く御礼申し上げます。
  • ○ 私もご来館いただいたお客さまから直接、感想をお聞かせいただきましたが、電力館は、小さなお子さまからお年寄りまで幅広い層の方に楽しんでいただけたようであり、大変満足いたしております。
  • ○ 3つ目に万博の経済効果についてであります。
  • ○ 万博を契機に、中部国際空港や高速道路などインフラが整備されるとともに、世界各国との民間レベルやビジネス面での交流が進んだことは大きな成果であったと感じております。
  • ○ また、国内外の多くの方に、中部地域の魅力をお感じいただけたのではないかと考えております。
  • ○ 万博後は、当地域の認知度向上に加え、こうしたインフラ整備がモノづくりの集積地としての強みと相まって、産業がますます発展するものと期待しております。
  • ○ 当社も電気事業を通じて地域経済を支えてまいりたいと考えております。
  • ○ 最後になりますが、私は、万博の期間中、「こども環境サミット2005」や「EPOC(エポック)エコ・トークセッション」など、こどもたちと触れ合う機会を多く持ちました。
  • ○ 「エコ・トークセッション」では、4つの小学校のこどもたちがエネルギーや環境について真剣に話し合い、演劇や歌を交えて環境メッセージを発表しました。
  • ○ 先生方の熱心なご指導のもとで自らの考えをしっかり主張するこどもたちの姿に大変感動いたしました。
  • ○ 私は、こどもたちの大きな可能性を感じるとともに、自然環境や限りあるエネルギー資源を次世代に残すという企業人としての責任を改めて痛感した次第であります。
  • ○ このように「愛・地球博」は訪れた方の心に自然や環境についてのさまざまなメッセージを残したと考えております。
  • ○ 当社としても、「愛・地球博」の理念を踏まえ、地球環境保護や循環型社会の実現に向けて、引き続き取り組んでまいります。
  • ○ 私からは以上であります。

以上