その他の記者会見 平成19年1月度 電事連・山内副社長記者会見

平成19年1月18日
中部電力株式会社

本日、私からは、
 ・シンガポールにおける技術コンサルタント業務の受託
 ・浜岡原子力発電所5号機の状況
以上の2点につきましてお話させていただきます。

(シンガポールにおける技術コンサルタント業務の受託)

  • ○はじめに、シンガポールにおける技術コンサルタント業務の受託につきまして、当社の海外エネルギー事業への取り組みも含めてお話しいたします。
  • ○「資料1」をご覧ください。
  • ○当社はこのたび、シンガポール共和国の送配電会社パワーグリッド社から、平成19年1月から21年3月までの27ヶ月の期間で、送変電設備の技術審査に関するコンサルタント業務を受託いたしました。
  • ○シンガポールの電力系統は、全てが地中化されるなど高い信頼度を有しており、パワーグリッド社では、今後、系統信頼度と電力品質の一層の向上を進めていく方針と伺っております。
  • ○一方で、シンガポールでは電力インフラの建設が急ピッチで進められてきましたが、今後、設備の新増設や更新を迎えるにあたって、新規発注業務に関するより一層の先進的な知見の取得や審査能力の向上が課題となっておりました。
  • ○このような中、コンサルティング業務で実績のある当社に対して、今回、新たな業務のご提案をいただきました。

  • ○今回の案件には、主に2種類の業務がございます。
  • ○一つは、シンガポール・マリーナ地区へ電力を供給する地中送電線や変電所建設プロジェクトについて、機器購入に関する書類審査など品質管理面での指導・助言を行うというものです。
  • ○具体的には、機器の購入に際し、パワーグリッド社がメーカに提出する製品の規格や試験項目などを記載した仕様書と、これに対応してメーカから提出される提案書の内容について、どのような視点で審査するかを、指導・助言いたします。
  • ○なお、マリーナ地区は、現在、埋立工事が行われており、総合リゾート施設の開発が進められるなど、今後、電力需要の大幅な増加が見込まれております。
  • ○そして、もう一つは、同社が恒常的に実施する送変電設備の建設工事全般について、機器メーカ工場での立会検査ならびに建設工事現場での据付・検査において、技術的な指導・助言を行うというものです。
  • ○当社といたしましては、今後も、シンガポール共和国の系統信頼度と電力品質の一層の向上に貢献してまいりたいと考えております。
  • ○次に、当社の海外エネルギー事業への取り組みにつきまして簡単にご紹介させていただきます。「資料2」をご覧ください。
  • ○当社は、「総合エネルギーサービス企業グループ」としての発展を目指し、「電気事業」、「ガス・LNG販売や分散型エネルギー事業」、「海外エネルギー事業」を三本柱として事業展開しています。
  • ○このうち、「海外エネルギー事業」につきましては、平成18年度から22年度までの5年間を「海外エネルギー事業の発展期」と位置づけ、「発電事業」と「環境関連事業」への投資に重点的に取り組んでおります。
  • ○「資料2」にございますように、長期かつ安定的な収益の確保が期待できる「発電事業」につきましては、メキシコやカタールでのプロジェクトに参画しております。
  • ○また、収益の確保とCO2排出権の獲得が期待できる「環境関連事業」につきましては、タイやマレーシアなどでのプロジェクトに参画しております。
  • ○タイやメキシコ、カタールのプロジェクトでは、既に設備の運転が開始されるなど、事業は順調に進んでおります。
  • ○また、「コンサルティング事業」につきましては、主にアジア諸国で電力インフラ整備などのコンサルティングを展開してまいりました。
  • ○これまでに100件程度の「コンサルティング事業」を受託し、現在では、毎年4億円程度の収益を計上しております。
  • ○当社は、平成18年2月に、タイの首都バンコクに事務所を開設いたしました。
     同事務所を拠点として新たなビジネスチャンスの調査・発掘を行いつつ、今後も海外エネルギー事業を一層積極的に拡大してまいりたいと考えております。


(浜岡原子力発電所5号機の状況)

  • ○次に、浜岡原子力発電所5号機の状況についてお話しいたします。
  • ○昨年6月15日以来、低圧タービンの羽根の損傷により停止しております浜岡5号機は、昨年11月8日に、国に対して圧力プレートの設置に係わる工事計画の届け出を行い、12月22日に国の審査が終了いたしました。
  • ○翌23日からは、低圧タービンの組み立て工事に向けて、タービンの軸の羽根取り付け部分を削る工事などの準備作業を行い、一昨日の1月16日から、圧力プレートの据付など低圧タービンの本格的な組み立て工事を開始いたしております。
  • ○当社といたしましては、安全を最優先に、1日も早く復旧できるよう、引き続き最善を尽くしてまいる所存です。
  • ○なお、復旧工事の費用などについての日立製作所との協議につきましては、現在、担当部署間で協議のための準備を始めたところであります。今後、準備が整い次第、協議を始めたいと考えております。


私からは以上でございます。


資料1:シンガポールにおける技術コンサルタント業務の受託について

資料2:海外エネルギー事業への取り組み


以上