その他の記者会見 平成16年12月度 電事連・川口社長記者会見

平成16年12月17日
中部電力株式会社

本日、私からは
 ・原子力安全委員会との意見交換会について
 ・電力需要から見た中部地域の景気動向について
 ・法人カスタマーセンターの設置について
以上、3点についてお話しいたします。

(原子力安全委員会との意見交換会)

  • ○ さる8日、原子力安全委員会の松浦委員長、久住(くすみ)委員に当社までお越しいただき、原子力安全について意見交換を 行いました。

  • ○ 当社からは、私をはじめ、発電本部長の伊藤副社長および原子力部長の3名が出席いたしました。

  • ○ この意見交換会は、原子力安全委員会殿が、原子力関連施設における安全確保のため、安全文化の醸成をねらった具体的な取り組みとして、平成13年7月から継続しておられるものであります。

  • ○ 安全を第一に原子力を推進していこうという共通の理念のもとで、国と私ども電力会社がそれぞれの立場から率直に 意見を交換することができたことは大変有意義でした。

  • ○ 安全文化は、経営トップの考えを明確に伝え、浸透させることによって組織の中で育っていくものであります。
    社長である私が自らメッセージを発するとともに、現場の声に耳を傾けることが重要であると考えております。

  • ○ 折しも、来年1月には、浜岡原子力発電所5号機の営業運転を開始できますよう、現在、最終的な準備を行っているところであります。

  • ○ このたびの意見交換を踏まえて、今後も引き続き安全を 最優先とし安定供給に努めてまいります。

(電力需要から見た中部地域の景気動向)

  • ○ 次に、電力需要から見た中部地域の景気動向についてお話しいたします。

  • ○ 「資料-1」をご覧ください。 この資料は、当社営業エリア内における大口電力の主要産業別の増加率の推移をお示しするものです。

  • ○ まず、15年度は記録的な冷夏の影響により、生産活動が一時的に停滞したものの、鉄鋼や機械などの堅調な業種に 支えられ、大口合計では、ほぼ前年並みの水準となりました。

  • ○ 16年度につきましては、「機械」や「鉄鋼」などが引き続き堅調なことに加え、昨年冷夏の反動・本年猛暑の影響などから、11月までの累計では3.8%の伸びとなっております。 ちなみに、月別にみると、昨年12月から12ヶ月間プラスを継続しております。

  • ○ 産業別に見てみますと、「機械」では、米国向けの輸出が引き続き好調な自動車やその関連部品に加え、デジタル家電向けの液晶や半導体の生産増などから、15年度下期からの好調を維持しております。

  • ○ また、「鉄鋼」では、アジア向けの輸出や国内向けの生産が堅調であり、11月までの累計で3.0%の伸びとなっております。「化学」では、液晶用フィルムや半導体向け樹脂などの電子材料の生産が好調なことから、11月までの累計で2.6%と、こちらも堅調な伸びとなっております。

  • ○ 主要産業別のデータから見ると、昨年冷夏の反動・本年猛暑の影響も加わり、今年の春先から夏にかけて、景気は回復基調であったと見ております。

  • ○ 現在、景気は「踊り場」の局面にある等と報じられており、大口電力の増加率も、至近では、一時期の勢いがなくなっているようにも見受けられます。

  • ○ ご承知のとおり、中部地域は輸出関連産業が多いことから、今後の為替レートや原油をはじめとした原材料価格の動向、国際経済情勢などが気になるところです。 しかし、中部エリアは「元気の良い企業」が多く、地域とともに歩む当社としましては、期待を込めて、今後も堅調に推移してほしいと思っております。

(法人カスタマーセンターの設置)

  • ○ 次に、「法人カスタマーセンター」の設置についてお話しいたします。

  • ○ みなさんもご承知のとおり、来年4月からの電力小売り自由化範囲が高圧500kW未満まで拡大されます。 当社においては、契約口数で申し上げれば、現在の約7千口から約11万口に拡大いたします。

  • ○ 新たに自由化対象となる約10万口のお客さまに対して、 今後、積極的な営業活動を行うための全社の拠点として、 新たに「法人カスタマーセンター」を設置することといたしました。

  • ○ この「法人カスタマーセンター」では、来年1月から、ダイレクトメールや電話などにより、料金プランや各種の サービスに関する情報を積極的にお知らせしていくこととしております。

  • ○ このような組織の設置は、電力会社では初めてであり、お客さまからのお問い合わせに対して窓口を一元化することで、多様なニーズをお持ちの法人のお客さまに対して、戦略的かつきめ細かいサービス活動を行うことができると考えております。

  • ○ 当社は、来月から電気料金の値下げいたします。 このたびの料金値下げにあたっては、地域のお客さまからの強い期待をひしひしと感じておりましたので、経営効率化の成果を最大限に織り込み、可能な限り大きな値下げ水準といたしました。

  • ○ おかげさまを持ちまして、規制、自由の部門を問わず、お客さまからは「原油が高騰する中での値下げを評価する」「引き続き中電から買いたい」といった評価をいただいて おります。

  • ○ 今後ますます激しくなる競争の時代の中で、お客さまの 期待に精一杯の姿勢でお応えしていくことで、引き続き当社をお選びいただきたいと強く願っております。

(愛・地球博について)

  • ○ 最後に、「愛・地球博」について一言お話しいたします。

  • ○ 「愛・地球博」は、来年3月25日の開幕まで100日を切り、いよいよ間近に迫ってまいりました。

  • ○ 名古屋東部の博覧会場では、建設工事が順調に進んでおり、11月末時点で約90%の進捗でございます。 民間企業が出展する9つのパビリオンをはじめとして、 ほぼ会場の全容が見えてまいりました。

  • ○ 電気事業連合会が出展します「ワンダーサーカス電力館」は、今月末には建設工事が終わり、展示や運営などの準備が大詰めの段階に入っております。

  • ○ 電力館のスタッフ一同、みなさまをお迎えすべく万全の 体制で臨んでおりますので、是非とも会場にお越しいただきたいと思います。

  • ○ また、「愛・地球博」を成功に導くためには、やはり東京からの情報発信が非常に重要であると考えております。
     皆さま方のご支援、ご協力を重ねてお願いいたします。 私からは以上でございます。

以上