その他の記者会見 平成19年9月度 電事連・三田社長記者会見

平成19年9月14日
中部電力株式会社

本日、私からは、「この夏の電力需給状況」について、需要、供給の両面からお話させていただきます。

< この夏の電力需給状況 >

○まず最初に、

需要の面

からお話させていただきます。


  • ○今年の東海地方は、梅雨明けが7月27日と平年より1週間ほど遅れましたが、8月に入り岐阜県多治見市で40.9℃と国内最高気温の記録を更新するなど、暑い夏となりました。
  • ○「資料1」(「最大電力」および「一日の電力使用量」の記録更新の推移)をご覧ください。
  • ○この夏は、電力需要のピークであります「最大電力」が6年ぶりに過去最高記録を更新いたしました。
  • ○これまでの記録は、平成13年7月24日の2,750万kWでしたが、8月20日には、これを32万kW上回る2,782万kWを記録しました。
    また、翌日の8月21日には2,797万kWと、二日連続で記録を更新いたしました。
  • ○「一日の電力使用量」につきましても、8月8日、9日、21日の計3回、過去最高記録を更新し、21日には5億2,328万5千kWhを記録しました。
    「一日の電力使用量」が過去最高記録を更新するのは、昨年に続いてでございます。
  • ○なお、「最大電力」と「一日の電力使用量」がともに一夏に複数回、過去最高記録を更新するのは、当社では平成13年以来、6年ぶりのことでございます。
  • ○「最大電力」および「一日の電力使用量」が過去最高記録を更新した主な理由としては、
    • 気温の影響により、お客さまの空調設備の稼働が増加した、

    • 当社の電力需要を下支えしている産業用の電力需要が好調である、

    といったことが考えられます。

  • ○ここで、「産業用の電力需要」につきまして、「資料2」(大口電力の産業別販売電力量の対前年増加率)を使ってご説明させていただきます。
  • ○中部地域の景気は全国と比較して堅調に推移しており、大口のお客さまへの販売電力量は、本年7月実績で対前年比プラス4.3%と24ヶ月連続で増加しています。
  • ○また、19年4月から7月までの累計の実績につきましても、対前年比プラス5.9%と好調に推移しております。
  • ○なかでも、最もウェートが高く大口電力量の約4割を占める「機械」は、自動車関連部品に加え、デジタル家電向け液晶や半導体の生産が好調であることなどからプラス7.9%と高い伸びを示しています。
  • ○また、素材型についても、液晶ディスプレイ向けのガラスなどの生産が好調な「窯業・土石」がプラス7.5%、自動車・建材向けの鋼材の生産が好調な「鉄鋼」がプラス5.4%と、好調に推移しています。
  • ○このように、中部地域は「モノづくり」を中心に「元気のよい企業」が多く、産業用のお客さまの好調な企業活動が、電力需要を押し上げる一因になっていると思われます。

○次に、

供給面

についてお話させていただきます。


  • ○供給面においては、タービンのトラブルで昨年6月以来停止していた浜岡原子力発電所5号機が、おかげさまで本年3月に営業運転を再開することができました。
  • ○現在、浜岡原子力発電所は、1、2号機が定期点検のため停止していますが、3号機から5号機はほぼ100%で稼働しており、原子力の設備利用率は昨年8月の22.8%から、本年8月には72.4%にまで上昇しております。
  • ○8月21日には、最大電力が今夏の想定値2,748万kWを49万kW上回り、過去最高記録を更新しましたが、原子力発電所の安定的な稼働もあって、お客さまに安定的に電気をお届けすることができました。
  • ○私としては、この夏の電力供給を通して、ベース需要を賄う電源として安定的に稼働でき、かつエネルギーセキュリティや地球環境保全の観点から優れた電源である原子力発電の重要性を再認識いたしました。
  • ○9月も残すところ半月となりましたが、まだまだ暑い日が続くと思われます。
  • ○当社といたしましては、安全を第一に原子力発電所の安定的な運転に努めるとともに、引き続き、安定供給に万全を期し、お客さまに安心して電気をお使いいただけるよう努めてまいりたいと考えております。
  • 私からは以上でございます。

以上