プレスリリース バックナンバー(2000年)

「2000年版地球環境年報~地球を考える、エネルギーを考える。」の発行について

平成12年6月26日
中部電力株式会社

 当社は、地球環境問題に対する基本理念と行動計画を定めた「地球環境6題-自律と協調」を93年(平成5年)1月に策定して積極的な取り組みを展開するとともに、94年以来、その活動成果を毎年「地球環境年報」として公表してまいりました。
 このたび、99年度の活動成果をとりまとめた「2000年版地球環境年報」を発行いたしましたので、お知らせします。



2000年版地球環境年報のポイント

1 事業活動に伴う環境負荷に関する「物質収支」のフロー図を作成

 当社が発電のための資源を投入し、電気をお客さまにお届けするまでの主な燃料消費、発電、物質の大気排出・リサイクル・廃棄物等の量をフロー図として初めて作成。
 当社活動の全体的な物質収支を定量的に把握し、今後さらなる環境負荷の低減を図る。

【物質収支のイメージ】

<インプット>  <アウトプット>  
・燃 料 ・販売電力  
・資 材 ・大気排出  
  ・産業廃棄物等 リサイクル

2 社外有識者、地方自治体等からの評価を充実

3 双方向対話を重視したアンケート用紙の綴じ込み(今後の取り組みに活用)

 地球環境年報にアンケート用紙を綴じ込み、読者から地球環境年報の感想や当社の環境対策に関するご意見を承り、今後の活動の参考とする。



2000年版地球環境年報の主な内容 

1 数値目標の達成状況

 2003年度に向けた数値目標を21項目設定しているが、このうちリサイクル関係を中心とした10項目については99年度中に達成した。

2 初めて環境NPO(特定非営利活動法人)と協働した、エコキッズ「環境教室」の
  開催

 「中部リサイクル運動市民の会」(代表 萩原喜之氏)との協働事業として、小学生を対象にした「環境教室」を実施。(99年8月から12月までの計5回シリーズ)

3 新エネルギーの購入

 新エネルギー発電の普及支援のため、太陽光・風力発電等からの余剰電力の購入を積極的に行っている。

当社では、新エネルギー発受電設備を事業場等に設置して、寿命や信頼度の確認、コストダウン方策の検討、系統への環境等の課題克服のため、実証実験をすすめている。

4 環境会計への取り組み

 当社は、92年度以降、毎年環境関係の費用と投資額を環境コストとして、とりまとめ、NOx排出量、廃棄物発生量・最終処分量等の低減を効果として把握している。
 今後とも、経済効果の面など環境庁ガイドライン等を参考にしながら、当社に適した環境会計の在り方を整理し、検討していく。

5 環境マネジメントシステムの認証取得と全社展開

 98~99年度にかけて、11の事業場でISO14001の認証を取得。
 99年10月には、環境マネジメントシステムの全社展開を図るため、「環境マネジメントシステム社内認証制度」を導入し、99年度下期に8事業場が社内認証を取得。

【ISO14001認証取得事業場での具体的取り組み例】

  • ○岡崎支店 矢作川電力センター:電力使用量の削減、落ち葉のリサイクル等
  • ○三重支店 松阪電力センター :機器絶縁油の再利用、コンクリート屑のリサイクル等

6 地球温暖化防止対策

 当社の99年度のCO2排出量は5,125万t-CO2。使用電力量1kWhあたりのCO2排出量は0.427kg-CO2/kWhとなり、前年度から0.014kg-CO2/kWh増加した。
 これは、電力需要が増加するなかで、火力発電の熱効率は41.52%と過去最高となったが、浜岡原子力発電所1・2号機の定期点検による原子力発電電力量の減少、水力発電電力量の減少が主な要因。

 なお、このほかにせき亜銀行の炭素基金(PCF)への出資、インドネシアなどの途上国における火力発電熱効率改善プロジェクトを実施している。

以  上