プレスリリース バックナンバー(2001年)

浜岡原子力発電所1号機 制御棒駆動機構ハウジング部からの漏えいに係わる調査状況について(中間報告)

平成13年12月25日
中部電力株式会社

 浜岡原子力発電所1号機の制御棒駆動機構(CRD)ハウジング部からの漏えいについては原因調査を行っておりますが、これまでの調査状況をとりまとめるとともに、中間報告として国に報告いたしましたのでお知らせいたします。
 

  1. (1) 漏えい部位の水中カメラによる目視観察、超音波探傷試験等を行った結果、き裂は溶接金属部分に認められ、裏面に貫通していることが観察されました。  き裂の外観的な特徴から応力腐食割れの可能性が考えられるものの、原因の特定のため、当該き裂部分よりサンプルを切り出し、金属調査等により更に原因調査を進めるとともに、モックアップ試験、応力解析等を進め、徹底した原因究明を行うことといたします。  また、原因究明の一環として、他のCRDハウジング部(全88体)の目視点検を行ってまいります。
     
  2. (2) 運転中の格納容器内漏えい監視データに関して、格納容器ローカルクーラドレン流量と圧力抑制室水温との相関を詳細に評価した結果、明らかに平成13年7月上旬以降は当該部からの原子炉水の漏えいがあったと判断いたしました。なお、サイクル初期に格納容器ローカルクーラドレン流量にわずかな増加が見られましたが、その原因は定かではありませんが、露点温度に有意な変動が認められないことから、当該部からの原子炉水の漏えいではないと判断いたしました。  今後、運転中の格納容器ローカルクーラドレン流量と圧力抑制室水温との相関を監視する等の運転管理上の改善を行うとともに、格納容器内の漏えい監視データが通常運転時と異なると認められた場合の措置を明確化する等の改善も行うことといたしました。  なお、格納容器の露点温度測定点の切替弁を点検したところシートリークが認められ、格納容器内の漏えいに関する評価の妨げになっていたことから、保守を適切に行うこととしました。


  3.   また、2号機においても念のため自主的に、CRDハウジング部(全137体)の目視点検を実施することといたしました。  さらに、2号機から4号機についても、改善した格納容器内の漏えい監視手法を用いるとともに、原子炉圧力容器の下部に露点温度の測定点を設け、格納容器内の漏えい監視の強化をはかることといたしましたので、あわせてお知らせいたします。

以  上