プレスリリース バックナンバー(2002年)

浜岡原子力発電所3号機 総合負荷性能検査等に向けた原子炉起動について

平成14年 1月 7日
中部電力株式会社

 浜岡原子力発電所3号機(沸騰水型、出力110万kW)は、平成13年9月15日より発電を停止して、第11回定期検査を実施しておりますが、定期検査のうち停止中に実施すべき項目は全て終了したため、定期検査の最終検査項目である総合負荷性能検査等に向けて、明日(1月8日)原子炉を起動し、その後調整運転を開始する予定です。

 調整運転開始後は、徐々に出力を上げ、定格出力において原子炉隔離冷却系機能検査や気体廃棄物処理系機能検査を受ける予定です。これら検査が全て終了した後、最終検査となる蒸気タービン性能検査および総合負荷性能検査を受けることとしております。
 調整運転中に運転継続に影響を及ぼす異常が見られた場合には、原子炉を停止し点検を行います。

 なお、現在までの定期検査期間中に1号機事故への対応として別紙に示すとおり対策工事等を実施しております。

以上

(別紙)

(1) 余熱除去系配管破断事故への対応

 3号機では、配管内に濃度の高い水素が滞留する可能性のある部位は、原子炉隔離冷却系から分岐している余熱除去系蒸気凝縮系配管のみであり、この配管内への水素の滞留を防止するため、分岐部に仕切弁を設置いたしました。
 なお、経済産業省原子力安全・保安院からは、平成13年12月13日に、蒸気凝縮系の分岐部に弁を設置することは妥当であるとの見解が示されています。

(2) 制御棒駆動機構ハウジング部からの漏えいへの対応

 3号機では、今回の停止中に原子炉圧力容器の耐圧試験を実施し、制御棒駆動機構ハウジング部からの漏えいのないことを確認いたしました。さらに、改善した格納容器内の漏えい監視手法を用いるとともに、原子炉圧力容器の下部に露点温度の測定点を設置し、監視を強化いたしました。また、格納容器内の漏えい監視データが通常運転時と異なると認められた場合には、直ちに異常徴候を確認するための検討会を開催するなど社内体制の強化を図りました。
 なお、経済産業省原子力安全・保安院からは、平成13年12月26日に、漏えい監視手法の強化や漏えい監視データが通常運転時と異なると認められた場合の社内体制強化は、漏えいを把握する手段として有効な対応であるとの見解が示されています。

 調整運転中には、蒸気凝縮系配管の仕切弁や格納容器内の漏えい監視手法について機能を確認してまいります。
 また、1号機の事故に関しては徹底した原因究明を実施しておりますが、この原因が明らかになった時点で3号機に反映すべきことがあれば適切に対応してまいります。

以上