プレスリリース バックナンバー(2002年)

浜岡原子力発電所1号機の工事に関する許認可手続きについて

平成14年5月14日
中部電力株式会社

 浜岡原子力発電所1号機の余熱除去系蒸気凝縮系配管撤去工事及び制御棒駆動機構ハウジングからの漏えいに関わる当該ハウジングとスタブチューブの取替工事を実施するにあたり必要となる申請書を、本日、経済産業省に提出しましたのでお知らせいたします。

1.余熱除去系蒸気凝縮系配管撤去工事

 当該余熱除去系蒸気凝縮系配管の撤去工事を実施するにあたり「浜岡原子力発電所 原子炉設置変更許可申請書(1号原子炉施設の変更)」を提出いたしました。(別紙1参照)

2.制御棒駆動機構ハウジング部取替工事

 スタブチューブ下部溶接部にき裂の確認された制御棒駆動機構ハウジング及びスタブチューブの取替を実施するにあたり「工事計画認可申請書」を提出いたしました。(別紙2参照)

以  上

別紙1

1.変更の概要

 浜岡1号機余熱除去系蒸気凝縮系の機能を削除する。
 蒸気凝縮系は、原子炉が隔離されて復水器による蒸気凝縮ができない場合においても、炉心で発生する崩壊熱等により発生する原子炉の蒸気を余熱除去系の熱交換器に導き冷却凝縮させるものである。
 蒸気凝縮系の機能を削除した場合であっても、炉心で発生する崩壊熱等による原子炉の蒸気は逃がし安全弁によってサプレッション・チェンバのプール水中へ放出することにより凝縮させると共に、原子炉隔離冷却系の補給水により、原子炉の圧力保持・減圧、水位維持を行うことが可能であり、安全上必要な系統ではない。
 なお、蒸気凝縮系は試運転時を除き使用した実績はない。

2.撤去範囲

 撤去する範囲を図1に示す。

別紙2

工事計画認可申請について

1.工事計画の概要

 スタブチューブ下部溶接部にき裂の確認された制御棒駆動機構ハウジング貫通孔スタブチューブ及び制御棒駆動機構ハウジングを耐食性に優れた材料に変更し、取替える。


名 称 取替え前材料 取替え後材料
制御棒駆動機構
ハウジング貫通孔
スタブチューブ
ASME SB166
(インコネル600相当)
NCF600-B
(インコネル600相当)
+ニオブ添加材
制御棒駆動機構
ハウジング
SUS304相当 SUSF316

2.取替の範囲

 取替える範囲を図1に示す。

 なお、溶接部には耐食性に優れた材料であるインコネル82相当を使用する。