プレスリリース バックナンバー(2002年)

「地球環境年報2002~地球を考える エネルギーを考える~」 の発行について

平成14年6月24日
中部電力株式会社

 このたび、当社は、地球環境問題に対する2001年度の活動状況や成果、今後の目標などをまとめた「地球環境年報2002」を発行いたしました。
 地球環境年報は、94年以来毎年発行しており、今年で9回目となります。
 地球環境年報2002の特徴は次のとおりです。


●環境方針「中部電力環境宣言21」に基づいた編集
 当社の地球環境問題に対する方向性を明確にするため、2000年末に制定した環境方針「中部電力環境宣言21」の6項目の指針と21項目の行動目標ごとに活動状況や成果をまとめました。

●社会性報告の充実
 企業の持続的発展のためには、環境問題への取り組みのみならず、企業倫理や安全衛生、社会貢献など企業の社会性も重要であるとの考えのもと、掲載内容を充実いたしました。  
●社外評価システムの強化

 環境管理レベルを向上するため、「有識者」「学生」「消費生活アドバイザー・消費生活コンサルタント」の皆さまから、当社の取り組み全般について、ご意見ご要望を頂きました。

 さらに、地球環境年報に加え、読者の方に伝えたいテーマとして、地球温暖化に焦点をあてた「エコレポート2002」を発行いたしました。当社の取り組みと合わせて、ご家庭における温暖化対策の必要性についても、お知らせした内容です。今後ともさまざまな機会やツール(リーフレットなど)を利用して、ご家庭レベルでの取り組みの必要性をPRしてまいります。

 当社としては、地球環境年報やエコレポートなどを通じて、環境問題への取り組みに一層ご理解をいただくとともに、地球とエネルギーの未来について考えていただければ幸いです。

以  上

(別紙)

地球環境年報2002の主な内容

1 数値目標の達成状況(P8~P9)

 2005年度に向けた数値目標21項目のうち、2001年度においてエネルギー効率やリサイクル関係など13項目で目標を達成しました。

<目標を達成した数値目標>

項 目 2005年度目標 2001年度実績
既設水力改修による出力増加 3,810kW 4,310kW
火力総合熱効率(発電端) 41%以上 41.85%
送配電損失率 現状程度(5%)を維持 4.5%
点検時におけるSF6の回収率向上 97% 98.1%
オフィス水使用量削減(98年度比) 3%減 5.3%減
SOx排出量
(二酸化硫黄換算)(当社発電電力量当たり)
0.06g/kWh以下 0.03g/kWh
NOx排出量
(二酸化窒素換算)(当社発電電力量当たり)
0.10g/kWh以下 0.07g/kWh
浜岡原子力発電所周辺の線量評価値 0.001mSv未満/年を維持 0.001mSv/年未満
石こうのリサイクル率 100% 100%
重原油灰のリサイクル率 100% 100%
コンクリート柱のリサイクル率 100% 100%
古紙回収率 80%以上 89%
再生紙使用率 90%程度を維持 97%

2 環境会計(P10~P15)

 昨年の地球環境年報から環境会計を改定しましたが、環境保全への取り組み姿勢や具体的な活動内容をご理解いただくためのツールとして、継続的に充実を図っています。
 新たな取り組みとして、グループ企業の環境保全コストの集計などを行いました。

(1) 環境保全コスト(投資額と費用額)

投資額 616億円 (設備投資額全体に占める割合:17.8%)
費用額 1,699億円 (電気事業営業費用額全体に占める割合: 9.3%)
  •  2000年度実績と比較すると、投資額は工事の減少などにより20億円減少しました。一方、費用額は公害防止関連設備の減価償却費増加などにより、67億円増加しました。

(2) 環境保全対策に伴う経済効果

  • 確実な根拠に基づくもののみを集計し、仮定的計算は除外しました。
項 目 効果(億円)
火力総合熱効率向上による燃料費の削減(*)、配電ロスの削減(*)
石こうなど不要品のリサイクル売却代
変圧器などの再使用による費用の削減 60
  合 計 68
  • *2000年度からの削減分をもとに算出

(3) グループ企業の環境保全コストを集計

 2001年4月に設立した「中部電力グループ環境対策会議」において、ワーキンググループを設置し、グループ版環境会計の在り方を検討しました。その一環として、グループ企業18社の資源循環(廃棄物対策)、管理活動(ISO取得維持・環境教育など)、社会活動(緑化・自然保護など)の各コストを集計しました。

3 地球温暖化防止対策(P19~P24)

 当社は、地球温暖化防止に向け、お客さまが使用される電力1kWh当たりのCO2排出量を低減する取り組みを続けています。
 2001年度の実績は0.439kg-CO2/kWh(排出総量5,300万t)となり、1990年度に比べ5.4%低減しました。これにより電力需要は21%増加したにもかかわらず、CO2排出量は14%の増加に抑制できました。
 しかしながら、2000年度に比べると0.036kg-CO2/kWh、346万t増加となりました。火力総合熱効率は41.85%と5年連続で10電力会社トップを達成しましたが、浜岡原子力発電所1・2号機停止に伴う発電電力量の減少が影響しました。

【CO2削減効果試算】

CO2削減策 2001年度実績 CO2削減効果*1 備考
浜岡原子力発電所の
発電電力量
220.2億kWh 1,161万t 2000年度実績
1,408万t
火力発電の
総合熱効率向上
41.85% 221万t 97年度からの効率向上分 
2.08%から算出
太陽光発電からの
電力購入量
2,286万kWh 1.2万t 契約件数*2 12,806件
  風力発電からの
電力購入量
842万kWh 0.4万t 契約件数*2       7件
廃棄物発電からの
電力購入量
19,521万kWh 10.3万t 契約件数*2     20件
  • *1 当社火力発電で賄った場合
  • *2 2001年度末時点

4 環境マネジメントシステムの全社展開(P47)

 99年度下期から導入した「環境マネジメントシステム社内認証制度」について、2001年度末時点で81事業場が認証を取得しました。

5 その他

  1. (1)読みやすい環境報告書を目指して、企業と消費者の架け橋の役割を担う消費生活アドバイザーの方に、原稿段階において用語、表現、グラフ図表などをチェックしていただき ました。
  2. (2)松阪電力センターをモデルとして、事業場の環境マネジメントシステムへの取り組みをまとめた「事業場別環境報告書」を発行しました。
  3. (3)巻末に中部グリーン電力基金の申し込みはがきを添付しました。

以  上