プレスリリース バックナンバー(2002年)

浜岡原子力発電所3号機の定期安全レビュー報告書の提出について

平成14年7月9日
中部電力株式会社

 当社は、本日、浜岡原子力発電所3号機(沸騰水型、定格出力110万キロワット)の定期安全レビュー報告書を取りまとめ、経済産業省原子力安全・保安院へ提出しました。

 定期安全レビュー(PSR: Periodic Safety Review)は、電力会社の自主保安活動の一環として、原子力発電所の各プラント毎に約10年の間隔で、運転経験、最新の技術的知見及び確率論的安全評価に基づき、原子力発電所の安全性を総合的に自ら評価するものです。

 今回の浜岡原子力発電所3号機に対する評価では、厳格な運転管理、設備の更新・改良を含む予防保全を基本とした適切な保守管理及び国内外の事故・故障等の経験に基づく再発防止策の継続的な実施に加え、運転開始以降に得られた技術的知見が適切に反映されてきており、安全性の向上が適切に図られていることを確認しました。また、このような自主保安活動を今後も継続して実施していくことにより、高い水準の安全性が確保できるものと考えています。

 当社は、今後の運転経験、技術的知見、確率論的安全評価から得られる知見を踏まえ、より一層の安全性確保のため、自主保安活動を積極的に実施してまいります。

 なお、浜岡原子力発電所2号機の余熱除去系低圧注入管第2隔離弁ドレン配管溶接部付近からの漏えいに関しましては、類似箇所の選定・対策について現在検討しており、この結果につきましては適切に反映してまいります。

以  上

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浜岡3号機 定期安全レビューについて

 昭和62年8月に営業運転を開始して以来、約15年を経た浜岡3号機に対して定期安全レビューを実施しました。浜岡3号機は営業運転開始から現在まで、設備や管理の改善を適切に実施してきたことにより、安全性の向上が図られていることを確認しました。このような活動を今後も継続して実施していくことにより、高い水準の安全性が確保できるものと考えています。
 今回の評価を報告書にまとめ、経済産業省原子力安全・保安院に提出しました。


浜岡3号機の運転実績

  • ○ 浜岡3号機は、営業運転開始から平成12年度末までに1,091億キロワット時を発電しました。

  • ○ 累計設備利用率は83.2%と、国内の沸騰水型原子力発電所の累計設備利用率と比べ約5%高く、良好な運転実績となっています。

定期安全レビューと

○定期安全レビューは、電気事業者の自主保安活動として、安全性のより一層の向上に資する
 観点から、約10年の間隔で、運転経験や技術的知見の反映状況を調査・評価するものです。
 具体的には、以下の 3項目について評価を行います。

 ①運転経験の包括的評価:各種運転データ及び設備や管理の改善状況
 ②最新の技術的知見の反映:他プラントの事故・故障等から得られた教訓、安全研究や新技術の
  開発成果の反映状況
 ③確率論的安全評価:確率論的手法を用いたプラント運転時及び停止時の安全性評価

○平成4年6月の通商産業省(現:経済産業省)からの定期安全レビュー実施要請に基づき、
 運転開始年の古いプラントから順次行っています。

○当社では、平成9年11月に浜岡1号機、平成11年6月に浜岡2号機について評価結果をまとめ、
 通商産業省(現:経済産業省)に報告し、内容は妥当との評価を得ております。

① 運転経験の包括的評価
② 最新の技術的知見の反映

運転経験の包括的評価では、浜岡3号機の各種運転データ及び設備や管理の改善状況を評価し、安全性を維持・向上させる諸活動を適切に実施していることを確認しました。
最新の技術的知見の反映状況についての評価では、他プラントの事故・故障等から得られた教訓、安全研究や新技術の開発成果が、適切に浜岡3号機に反映されていることを確認しました。

改善例

○事故・故障等の教訓を踏まえた運転操作手順書の改善
○自社シミュレータの導入等による運転員の教育・訓練の充実
○改良された燃料の採用による燃料の健全性確保、信頼性向上
○作業の自動化、作業環境の改善等の被ばく低減対策の実施
○国内外の原子力発電所の事故・故障等の運転経験を反映した設備改善
○シビアアクシデントに関する研究成果を反映したアクシデントマネジメントの整備

③ 確率論的安全評価

確率論的手法を用いてプラント運転時及び停止時の安全性を評価し、十分な安全性が確保されていることを確認しました。また、アクシデントマネジメントの整備による安全性向上の効果を確認しました。

最新の技術的知見の設備への反映状況(例)