プレスリリース バックナンバー(2002年)

浜岡原子力発電所 点検・保守管理の再確認について

平成14年8月23日
中部電力株式会社

 浜岡原子力発電所1、2号機の配管破断・漏えいに鑑み、点検・保守管理について再確認を行いました。
 その結果、2号機第19回定期点検中に、従来の点検計画に加えて、以下の点検等を実施することといたしました。(別紙参照)

1 2号機における追加点検項目


  1. (1)疲労に対する個別点検プログラムの見直しを行った小口径配管の溶接部(約3,700箇
      所)について点検を実施します。(7月26日発表済み)
  2. (2)配管の減肉に対する個別点検プログラムの妥当性を評価するため、今回の定期点検で対
      象でなかった約40箇所でサンプル調査(肉厚測定)を実施します。また、絶縁の劣化に
      関して、低圧ケーブルの絶縁材の種類毎(3線種)に環境条件等を考慮してサンプル調査
      (劣化状況調査)を実施します。
  3. (3)定期点検基準類や個別点検プログラムで管理していない箇所の妥当性を評価する観点か
      ら、配管接合部について約340箇所を選定しサンプル調査(分解点検)を実施します。

2 点検・保守管理の充実

 本年7月に本店原子力管理部内に部長級をリーダーとして新たに設置した品質保証グループが、今定期点検中に浜岡原子力発電所に出向き、計画・実施・評価の各段階で現場確認等を行い、一貫性のある特別監査を行い、点検・保守管理の充実を図ります。

 また、設計者であるプラントメーカーによる点検・保守活動のレビューを受け、今後の点検・保守計画に反映してまいります。

以上


別 紙

浜岡原子力発電所 設備の点検・保守管理の再確認について


1.点検・保守管理の仕組みの再確認

(1)再確認の方針

現状の点検・保守管理について、以下の視点から、定期点検基準類や個別点検プログラムを対象に再評価を行った。

  • ○過去に発生したトラブルの水平展開において、適用範囲や点検実施時期等が妥当か。
  • ○過去の定期点検の結果が、適切に反映されているか。
  • ○定期点検基準類や個別点検プログラムで管理していない箇所について、その扱いは妥当か。

(2)再確認の結果

定期点検基準類
 点検対象設備やそれらの点検周期・点検方法を定めた定期点検基準、電気品や計装品の取替時期を定めた取替基準があります。
 これら基準は、法令に定められるものはその基準で、法令で定められていないものについては、設備の重要度、使用頻度、メーカの推奨等を基に、過去の運転経験も考慮して基準を定めています。
個別点検プログラム
 機器・部品の劣化や故障を事前に把握し取替や修理を妥当に実施するため、その要因(疲労割れ、配管の減肉、電気品の絶縁劣化等)に応じて傾向監視を行ったり、発生の防止対策を行うものです。

2.点検・保守管理の充実

項   目 実  施  内  容
品質保証グループによる特別監査 本年7月に本店原子力管理部内に部長級をリーダーとして新たに設置した品質保証グループが、今定期点検中に浜岡原子力発電所に出向き、計画・実施・評価の各段階で現場確認等を行い、一貫性のある特別監査を行う。
プラントメーカによるレビュー プラントメーカが有する知見に基づき、当社の点検基準等について診断を受け、必要な改善を行う。
保修員教育の充実 経験者からの提言・助言を反映した教育内容で、作業管理者全員に対して定期点検着手前に教育を実施した。