プレスリリース バックナンバー(2002年)

地盤の地震応答解析ソフトウェアの販売開始 ~地震の揺れを正確に予測、東海地震対策に有効~

平成14年10月17日
中部電力株式会社

 当社は、このたび、当社の電力技術研究所で開発いたしました『地盤地震応答解析ソフトウェア(名称:MDM(エムディーエム))』を、関係会社の株式会社シ-ティ-アイから販売開始いたしましたので、お知らせいたします。

 地盤地震応答解析とは、地震波が地盤の中をどのように伝播するのかを解析し地表面の揺れの大きさを予測するものです。地下の揺れの大きさとその地点の地盤データ(砂や粘土などの層序や硬軟)を入力すれば、地表面での揺れの大きさを予測することができます。

 今回販売を開始したソフトウェアは、現在、実務で最も多用されている地盤地震応答解析ソフトウェア(名称:SHAKE※1と同様のデータを使用するという条件のまま解析精度の向上を図ったもので、特に大きい揺れの場合に格段に精度良く解析できるという特徴があります。
 これにより、従来よりも地表面の揺れを正確に計算できるため、十分な安全性を確保しつつ、経済性も考慮した耐震設計が可能になり、設備によってはコストダウンにつながるメリットもあります。
※1 現在、土木・建築関係の実務で最も多用されている解析法。約30年前にカリフォルニア大学のSEED教授が開発。

 本来、電力設備の耐震設計に役立てるために開発したもので、既に当社の変電所等の耐震設計にあたり多くの適用実績があります。また、兵庫県南部地震(1995年)をはじめ、数多くの地震の際に観測された様々な地盤の揺れ方をこの解析法で再現しており、その有効性は実証済みで、関係の研究者や実務者などからも高い評価をいただいております。

 昨今、東海地震の震源域の見直しなどを契機として、東海や東南海地震などの地震対策についての取り組みが各自治体でなされています。このような地震防災や一般の土木・建築構造物の耐震設計などに幅広くご活用いただければ有意義であると考えております。
 販売にあたりましては、全国のお客さまからもご購入いただけるよう、販売代理店を整備するとともに、お客さまからの様々なご質問にお答えできるよう保守サービスの体制も整えております。また、今後は、これまでの多くの耐震検討を通して蓄積した技術力を活かし、解析業務の受託なども行っていきたいと考えております。

以上

<別 紙>

地盤の地震応答解析ソフトウェアの概要

1 開発体制

  • ・開発会社 : 中部電力株式会社(名古屋市東区東新町1番地)
  •            ※当社単独研究
  • ・研究期間 : 6年
  • ・開発費  : 3千万円

2 販売体制

  • ・製造・販売  : 株式会社シーティーアイ
  •           (住所:名古屋市中村区名駅南一丁目27番2号 社長:原田則雄)
  • ・販売代理店  : 基礎地盤コンサルタンツ株式会社
  •           (東京都千代田区九段北1丁目11番5号 社長:森 研二)
  • ・保守サービス : 株式会社シーティーアイ
  •           (名古屋市中村区名駅南一丁目27番2号 社長:原田則雄)

3 製品概要

  • ・販売開始 : 平成14年10月10日
  • ・価  格 : 80万円
  • ・製  品 : プログラムソフト(CD-R)とそのマニュアル
  • ・主販売先 : 土木建築関係のコンサルタントおよびゼネコン

4 製品のお問い合わせ先

  •  株式会社シーティーアイ 営業推進部 
  •  TEL 052-563-3990
  •  FAX 052-563-3985

以上

MDMソフトウェアの画面紹介


柱状図画面


地震波入力画面

解析結果画面(応答加速度)