プレスリリース バックナンバー(2002年)

浜岡原子力発電所1~4号機再循環系配管の非破壊検査等の検査・点検に関する調査結果について

平成14年11月8日
中部電力株式会社

 当社は、「原子力施設にかかる自主点検作業の適切性確保に関する総点検について(平成14・08・30原院第1号)」に基づき、社内に「浜岡原子力発電所の自主点検に係る評価・検討委員会」を設置(9月3日お知らせ済)し、現有設備を対象として、自主点検作業に関する総点検を開始しました。
 その後、浜岡原子力発電所1号機および3号機の再循環系配管溶接部近傍に、キズの徴候(インディケーション)が認められていたことが判明し、その事実を9月20日に公表するとともに、現有設備の安全性確認という観点で詳細評価を行うため、3号機を自主的に停止いたしました。
 同日、経済産業大臣から「原子力発電所再循環配管におけるひび割れの疑いに係る報告徴収について」(平成14・09・20原第14号)の指示を受け、これに基づき、1・3号機を対象に、再循環系配管に対して行った全ての非破壊検査等の検査・点検に関する調査を進めてまいりました。
 このたび、その調査結果をとりまとめ、本日、経済産業大臣に提出してまいりました。
 また、2・4号機についても、同様の調査を行ってまいりましたので、これらの調査結果についても、あわせてお知らせいたします。

調査結果の概要

1.  1~4号機の現有の再循環系配管については、これまでお知らせしたもの以外に、新たなインディケーションが認められた箇所はありませんでした。

2.  9月20日に公表した1号機の1箇所および3号機の8箇所の溶接部近傍のインディケーションについて、原データ等の記録により、
(1)  1号機の1箇所および3号機の8箇所については、インディケーションであること、および、安全上の評価を実施しており問題ないことを再確認しました。
(2)  3号機の8箇所のうち5箇所については、既に取替または修理済みであることを再確認しました。
なお、1号機の1箇所および3号機の残りの3箇所に対し、超音波探傷試験を実施した結果、インディケーションに問題となる変化はありませんでした。

3.  1号機の再循環系配管について、取替前の配管の溶接部近傍にインディケーションが認められていましたが、配管の健全性について改めて確認するとともに、法律に基づく手続きが適正に行われていたことを確認しました。
(1)  第2回定期点検(昭和52年9月から昭和54年2月)で、2箇所の溶接部近傍にキズが認められました。これについて、原子炉等規制法に基づき国に報告するとともに、電気事業法に基づく手続きを行い、同定期点検において配管の取替えを行いました。
(2)  第10回定期点検(昭和63年6月から平成元年8月)および第11回定期点検(平成2年6月から平成3年7月)で、10箇所の溶接部近傍にインディケーションが認められました。これらのインディケーションについては、当時、有意な進展がないことを確認しており、今回の調査においても、点検記録を基に改めて健全性を確認しました。
 なお、当該配管は第13回定期点検(平成5年9月から平成6年7月)において、被ばく低減対策として全ての配管の取替えが行われており、電気事業法に基づく手続き等は適正になされていたことを確認しました。

 今回は1~4号機の再循環系配管に係る非破壊検査等の検査・点検についてお知らせいたしましたが、今後も引き続き「浜岡原子力発電所における自主点検作業の適切性確保に関する調査計画書」に基づき厳正な調査を行い、11月15日までに中間報告、平成14年度末までに最終報告を行う予定であり、その都度お知らせしてまいります。

添付資料
浜岡原子力発電所1~4号機再循環系配管に係る検査・点検に関する調査概要

参考資料
1  浜岡原子力発電所1、3号機再循環系配管のインディケーションについて
2  浜岡原子力発電所1号機再循環系配管(取替済)のインディケーションについて

以上