プレスリリース バックナンバー(2003年)

浜岡原子力発電所3号機の定期検査について

平成15年1月30日
中部電力株式会社

 浜岡原子力発電所3号機(沸騰水型、出力110万キロワット)は、昨年9月20日より自主点検のため発電を停止し、原子炉冷却材再循環系配管のキズの徴候(インディケーション)の原因調査等を実施しておりますが、当初3月初旬※より予定していた第12回定期検査を2月20日より約4ヶ月の予定で開始することとしますのでお知らせいたします。

 定期検査は、電気事業法に基づいて年1回実施するもので、原子炉本体、原子炉冷却系統設備、原子炉格納施設、蒸気タービン設備等の点検整備等を実施いたします。

以上

(※)  電気事業法第54条および電気事業法施行規則第91条に基づき、前回定期検査を終了した日から13ヶ月を超えない時期に受ける必要があります。3号機は前回(第11回)定期検査を平成14年2月7日に終了し営業運転を開始しております。

(参考 1)

浜岡3号機定期検査中の主な点検,工事

(1) 主な点検

ア. 原子炉本体

 原子炉圧力容器の点検、炉内構造物の点検、燃料の点検

イ. 原子炉冷却系統設備

 配管類、熱交換器、ポンプ、弁類の点検

ウ. 計測制御系統設備

 各種計測装置の点検、校正

エ. 放射線管理設備

 各種放射線管理用計測装置の点検、校正

オ. 原子炉格納施設

 原子炉建屋、格納容器の気密試験

カ. 蒸気タ-ビン

 補機類、弁類の点検

キ. その他

 廃棄設備、燃料設備、非常用予備発電装置、電気設備等の点検

(2) 主な工事

  1. ア. 原子炉内の全燃料(764体)のうち120体程度を新燃料に取替える。(取替燃料として従来の取替燃料に加えて、平均濃縮度を上げた9×9燃料(A型及びB型)を採用する。)
  2. イ. シュラウドの予防保全としてピーニング工事を実施する。
  3. ウ. 小口径配管の溶接部の点検を実施する。

(参考 2)

浜岡1~4号機の状況について

  点検・検査の状況 主要工事等の状況
1号機

第19回定期検査中
(14年4月26日~
なお、13年11月7日から配管破断により停止)
○定期検査として受検する73項目のうち、60項目終了
○原子炉格納容器の漏えい率を測定する検査に合格(15年1月28日)
○停止中の検査・点検は、2月上旬までかかる見込み
○余熱除去系蒸気凝縮系の配管破断
 対策工事として当該配管の撤去完了(14年10月31日)
○制御棒駆動機構ハウジング部からの漏えい
 対策工事として当該部の取替完了(14年9月11日)
○原子炉冷却材再循環系配管溶接部付近のキズの徴候
 調査状況について公表するとともに、国に報告
 現在、同様なキズの徴候が認められた他の電力会社とともに原因調査等実施中
2号機
営業運転中
(15年1月22日~)
○第19回定期検査を終了し、営業運転開始(15年1月22日)
3号機

自主点検のため停止中
(14年9月20日~)
○第12回定期検査を15年2月20日から開始予定 ○原子炉冷却材再循環系配管溶接部付近のキズの徴候
 過去の定期点検において配管の内側にキズの徴候が認められたため、念のため発電を停止して詳細な調査を行い、その評価結果を国に報告
 現在、同様なキズの徴候が認められた他の電力会社とともに原因調査等実施中
4号機

第7回定期検査中
(14年9月4日~)
○定期検査として受検する70項目のうち、63項目終了
○非常用ディーゼル発電機等の機能を確認する検査に合格(15年1月28日)
○停止中の検査・点検は、第1種供用期間中検査を除き終了
(第1種供用期間中検査は、定格原子炉圧力(約70気圧)がかかる範囲の健全性を確認する検査であり、キズの徴候が認められた再循環配管が検査範囲に含まれるため、この原因調査等が終了した後に受検する予定)
○蒸気乾燥器ドレンチャンネル溶接部付近のひび割れ
 原因調査及び対策完了(14年12月9日)
○シュラウド下部リング溶接部付近のひび割れ
 詳細調査や健全性評価を行い国に報告
 国から「当社の評価は妥当、シュラウドにひび割れがあっても強度は十分あり補修は不要」との見解(15年1月21日)
 今後、次回定検・その後2定検毎に点検し、進展状況を監視
○原子炉冷却材再循環系配管溶接部付近にキズの徴候
 調査状況について公表するとともに、国に報告
 現在、同様なキズの徴候が認められた他の電力会社とともに原因調査等実施中

以上