プレスリリース バックナンバー(2004年)

木曽中央水力発電所開発計画の中止について

平成16年3月3日
中部電力株式会社

 当社は、木曽中央水力発電所計画を中止することとし、本日、大桑村、王滝村、木曽川漁業協同組合、林野庁中部森林管理局および長野県に申し入れました。

 木曽中央水力発電所の開発につきましては、平成3年の開発可能性調査申し入れ以降、地元をはじめ関係者の皆さまの一方ならぬご理解とご協力を賜り、平成10年7月には国の電源開発基本計画に組み入れられましたが、その後、電力需要の伸び悩みにより、これまでに2度の開発繰延を行ってまいりました。
 さらに、長引く景気低迷や省エネルギーの進展等により電力需要の伸び悩みが顕著となっており、先行きにつきましても人口の減少や製造業の海外シフト等、経済社会構造の変化が進むと予想されることから、電力需要は従来に比べ緩やかな伸びにとどまらざるを得ないと見通されます。このため、現在策定中の平成16年度電力供給計画においては、電力需要見通しをこれまでより下方修正せざるを得ない状況であります。
 また、平成17年4月からは、当社需要の約7割にあたるお客さまへの電力小売自由化範囲の拡大、卸電力取引市場の創設等によって競争が激化し、現状でも大きな変化のあった事業環境がより一層激変することが予想されます。

 こうした中、当社は、既設発電設備の廃止等、急速な資産効率化を進めるとともに、従業員の大幅削減等の経営合理化に取り組んでまいりましたが、さらに安価な料金で安定供給を達成し、競争力を確保していくためには、電源開発計画の見直しを含めた経営効率化に向けたあらゆる面での抜本的対応策を実施していくことが必要となっております。

 このような状況を踏まえ、木曽中央水力発電所の開発計画のあり方について鋭意検討してまいりましたが、開発時期の見通しが立たず、開発地点として維持していくことが困難であることから、この計画を中止せざるを得ないとの結論にいたりました。

 地元の方々を始め、関係者の皆さまには深く感謝申し上げますとともに、かかる結論にいたりましたことについて、何とぞご理解賜りますようお願い申し上げます。

<添付資料>

以上