プレスリリース バックナンバー(2005年)

浜岡原子力発電所3号機の定期検査について

平成17年1月13日
中部電力株式会社

 浜岡原子力発電所3号機(沸騰水型、定格電気出力110万キロワット)は、平成17年1月14日より第13回定期検査に入ります。今回の定期検査期間は、調整運転も含めて約5ヶ月間を予定しております。

 定期検査期間中に、原子炉本体、原子炉冷却系統設備、原子炉格納施設、蒸気タービン設備等の点検等を実施するほか、全燃料764体のうち176体程度を新燃料に取り替える予定です。

 また、ひび割れが確認されている炉心シュラウドについて、タイロッド工法(※1)による補修工事を行います。

 このほか、応力腐食割れの予防保全対策として原子炉圧力容器底部のピーニング工事(※2)や、炉心シュラウド、シュラウドサポート、原子炉再循環系配管等の溶接線の点検を実施します。

  1. ※1  タイロッドと呼ばれる長尺の支柱を用いて、炉心シュラウドを上下方向に挟み込み締め付ける工法です。この工法を採用することで、炉心シュラウドおよびシュラウドサポートリングの周方向溶接線にひび割れがある場合においても、炉心シュラウドの構造健全性を確保できます。
  2. ※2  レーザー光等により材料表面に衝撃を加え、応力腐食割れの発生要因の一つである応力を緩和させる技術です。

以上


(参考1)

浜岡原子力発電所3号機定期検査中の主な点検,工事

(1) 主な点検

  1. ア.原子炉本体 原子炉圧力容器の点検、炉内構造物の点検、燃料の点検
  2. イ.原子炉冷却系統設備 配管類、熱交換器、ポンプ、弁類の点検
  3. ウ.計測制御系統設備 各種計測装置の点検、校正
  4. エ.放射線管理設備 各種放射線管理用計測装置の点検、校正
  5. オ.原子炉格納施設 原子炉建屋、格納容器の気密試験
  6. カ.蒸気タービン 本体の開放点検、主要弁類の分解点検、補機類の点検
  7. キ.その他 廃棄設備、燃料設備、非常用予備発電装置、電気設備等の点検

(2) 主な作業

  1. ア.原子炉内の全燃料764体のうち176体程度を新燃料に取り替え
  2. イ.炉心シュラウドの補修工事
  3. ウ.原子炉圧力容器底部のピーニング工事

(3) その他

  1. ア.炉心シュラウドやシュラウドサポートの溶接線の点検
  2. イ.原子炉再循環系配管等の溶接線の点検

(参考1)

タイロッド工法の概要
原子炉圧力容器底部ビーニング工事の概要

以上