プレスリリース バックナンバー(2005年)

別紙:浜岡原子力発電所1~5号機 原子炉設置変更許可申請の概要について

平成17年6月3日
中部電力株式会社

1  5号機燃料プールの共用化

 浜岡原子力発電所では、使用済燃料の発電所外搬出の運用に柔軟性を持たせるため、1~3号機の使用済燃料を4号機の燃料プールに貯蔵できるよう、「4号機燃料プールの共用化」などを実施しています。 この一環として、本年1月に営業運転を開始した5号機の燃料プールについても、1~4号機の使用済燃料を貯蔵できるよう、「5号機燃料プールの共用化」を実施します。
図1 浜岡5号機燃料プール共用化の概念図

2  2・3号機余熱除去系の蒸気凝縮機能の削除

 平成13年11月に発生した1号機の余熱除去系配管破断事故の対策として、1号機は非凝縮性ガスを蓄積させないよう、余熱除去系の蒸気凝縮機能を削除しました。
 2・3号機は、1号機の事故の水平展開として、余熱除去系蒸気凝縮系配管の分岐部に仕切弁を設置し、非凝縮性ガスを蓄積させないようにしました。これにより2・3号機では、仕切弁からの非凝縮性ガスの漏えいに対する監視や、仕切弁の保守管理などを実施しながら運転を行ってきましたが、こうした負担を軽減するため、1号機と同様に、蒸気凝縮機能を削除することとします。
 余熱除去系の蒸気凝縮機能は、原子炉が停止し復水器が使用できない場合に崩壊熱を除去するために設置したものですが、この機能を削除した場合でも、主蒸気逃がし安全弁及び原子炉隔離冷却系などによって、崩壊熱の除去が可能であり、安全面への影響はありません。なお、国内においては試運転を除いて蒸気凝縮機能を使用した実績はなく、他の原子力発電所においても計画的にこの機能を削除することとしています。

<仕切弁設置時の運転・保守管理>

項  目 内  容
仕切弁からの
漏えいに対する監視
余熱除去系蒸気凝縮系配管内の圧力、
温度及び仕切弁周辺温度の記録採取
漏えいの徴候が
確認された場合の対応
配管内のガスサンプリングや蓄積物の除去
仕切弁の分解点検 仕切弁の機能を確保するよう定期点検の都度実施
図2 余熱除去系の蒸気凝縮機能削除の概念図

3  今後の予定

 上記の運用変更と工事の実施にあたっては国の許可を必要とすることから、平成17年6月3日に、原子炉設置変更許可申請を行いました。今後の予定は、次のとおりです。

  • ・2号機余熱除去系蒸気凝縮機能の削除工事 : 第20回定期点検(現在実施中)で実施予定
  • ・3号機余熱除去系蒸気凝縮機能の削除工事 : 第14回定期点検(平成18年8月頃開始) で実施予定
  • ・5号機燃料プールの共用化開始(※) : 平成18年度末頃 (運用の変更のため、工事はありません。)

※ 1~4号機の使用済燃料を5号機の燃料プールで貯蔵するために必要な全ての手続きが完了する時期。

以上

参考  用語解説