プレスリリース バックナンバー(2006年)

浜岡原子力発電所5号機 低圧タービンの点検状況について(続報)

平成18年7月6日
中部電力株式会社

 浜岡原子力発電所5号機の低圧タービンについて、これまでの点検の結果あらたに確認した事項についてお知らせいたします。
 今後も引き続き、原因調査のための詳細な点検を実施してまいります。

1.目視点検結果について

 低圧タービン(A)および(C)について、(B)で異常が確認された段と同じ段(以下、「第12段」という。)の目視点検を完了しました。


(1)羽根の根元取付け部

 (A)および(C)の羽根の根元取付け部(以下、「フォーク」という。)の一部に折損またはひび割れを確認しました。

(2)車軸の羽根取付け部

 (A)(B)および(C)の第12段の車軸の羽根取付け部を目視で確認したところ、一部にひび割れを確認しました。


2. 非破壊検査結果について

 低圧タービン(B)について、取り外しを終えた発電機側の第12段の羽根のフォークについて非破壊検査を実施したところ、目視点検でひび割れを確認できなかった羽根のフォークについてもひび割れの指示模様を確認しました。


3.第12段以外の羽根の点検結果について

 低圧タービン(B)の発電機側の第13段(異常が確認された段のすぐ外側の段)の羽根を取り外して、羽根のフォークの目視点検および非破壊検査を実施した結果、ひび割れ等の異常は確認されませんでした。


以上


(これまでお知らせした内容)

 浜岡原子力発電所5号機(改良型沸騰水型、定格電気出力138万キロワット)は、定格熱出力一定運転中のところ、平成18年6月15日午前8時39分、「タービン振動過大」の警報が発報し、タービンが停止するとともに、原子炉が自動停止しました。

(平成18年6月15日 公表済み)


 その後、6月19日より低圧タービンの車室の開放作業を行い、低圧タービン(B)の片側7段(2組)ある羽根車のうち、外側から3段目にある羽根車の羽根1本が車軸から脱落し、タービン下部に落下していることを確認しました。また、その周囲の羽根や部材の一部にも、擦り傷やへこみがあることを確認しました。

(平成18年6月23日 公表済み)


 これまでの点検の結果、低圧タービン(B)で脱落した羽根は、フォークで折損しており、羽根と車軸とを固定するためのピンも一部切断していることを確認しました。
 また、羽根が脱落した段について、残りすべての羽根(139本)を取り外して目視で確認したところ、46本について、フォークの一部に折損またはひび割れを確認しました。

 さらに、あわせて点検する計画としていた同型の低圧タービン(A)および(C)に関しても点検を進めています。
 これまでに、低圧タービン(A)について、(B)で異常が確認された段と同じ段の羽根4本を点検し、これらの羽根にもフォークの一部に折損またはひび割れを確認しました。

(平成18年6月30日 公表済み)


資料

低圧タービンの点検状況


○目視点検および非破壊検査にて羽根のフォークに折損またはひび割れが確認された羽根の本数

◆第12段

◆第13段、14段


【表の見方】
表中の数字の分母は点検対象の羽根本数を、分子はそのうち折損またはひび割れが確認された羽根本数を示す。

*低圧タービン(B)については、脱落した羽根1本を除く。


羽根取付け部の構造図


車軸の羽根取付け部のひび割れ状況(例)