プレスリリース バックナンバー(2007年)

浜岡原子力発電所3・4号機 窒素補給用配管取替工事における手続き不備について

平成19年2月28日
中部電力株式会社

 当社は、現在、昨年11月の原子力安全・保安院の指示「発電設備に係る点検について」に基づき、発電設備について、データ改ざん、必要な手続きの不備、その他同様な問題がないかを評価・検討するための調査を進めています。

 本調査の中で、昨年実施した浜岡3・4号機の窒素補給用配管(※1)の一部取替工事において、必要な手続きが行われていなかったことを確認しましたので、お知らせいたします。

 本件は、配管取り替えの計画段階において、取り替え前の工事計画書に記載されている配管材料と同じものに取り替える予定としていたものを、異なる材料(※2)を使用して工事を実施してしまい、結果として、電気事業法上必要な工事計画書の届出手続きを行わなかったことと、使用前検査を受検せずに設備を使用していたものです。

 したがって、本日午前、法令違反である取り替えた配管については系統から隔離し、使用しないこととしました。今後、速やかに工事計画書の届出手続きを行った上で、本年4月末までに取り替え前の配管材料と同じものに取り替えます。
 また、復旧するまでの間は、窒素補給系とは別の計装用圧縮空気系等が作動用ガスの補給をバックアップすることにより、安全上の問題はないと考えております。

 この場合、作動用ガスに含まれる酸素により原子炉格納容器内の酸素濃度が上昇する可能性があることから、酸素濃度や計装用圧縮空気圧力等の関連パラメータについて傾向監視のため、2時間毎にデータを採取し、監視を強化することとし、異常が確認された場合には運転を停止することといたします。

 本件について、今後、その原因および再発防止対策を調査・検討してまいります。また、引き続き、データ改ざん、必要な手続の不備、その他同様な問題がないかを評価・検討するため調査を行ってまいります。
 なお、現時点において、他に同様な手続きの不備等は確認されておりません。

 当社といたしましては、今回の手続き不備を厳粛に受け止め、再発防止策の徹底を図ることにより、確実な法令手続きを実行してまいります。



※1 窒素補給用配管は、原子炉格納容器内(運転中は窒素ガスで置換)に設置されている主蒸気隔離弁や主蒸気逃がし安全弁の作動用窒素ガスを補給する配管です。

※2 工事計画書には配管材料を記載します。取り替え前の工事計画書に記載されていた配管材料はSTPL39(低温配管用)です。昨年の工事で、3号機はSTPG370(圧力配管用)に、4号機はSTPT370(高温配管用)にそれぞれ取り替えました。これらの配管はいずれも炭素鋼鋼管です。



添付資料:浜岡3・4号機 窒素補給系統概要図


以上

添付資料

浜岡3・4号機 窒素補給系統概要図

PDF添付資料 「浜岡3・4号機 窒素補給系統概要図(拡大版)」[PDF:59KB]