プレスリリース バックナンバー(2007年)

浜岡原子力発電所内管理物品の所在不明に係る再発防止対策について

平成19年10月5日
中部電力株式会社

 浜岡原子力発電所の放射線管理区域内にある計器室内で保管していた、計器用触媒(白金板)138枚が所在不明であることを、平成19年9月25日に確認し、9月26日に警察署へ被害の届出を行いました。なお、所在不明となった触媒は、放射性物質による汚染はありません。

平成19年9月27日公表済み)


 その後、今回の事例を踏まえ、管理区域内で保管している物品の管理状況を調査しました。その結果、管理方法が社内手引により明確に定められていること(事務機器等を除く)を確認しました。また、当該物品のような有価品は他にないことを確認しました。


 再発防止対策(防犯対策)として、今後、管理区域内に有価品を保管する場合には、適切な保管場所を選定するとともに、保管方法および数量確認等の管理方法を明確にします。
 また、施錠管理にあたっては、鍵の管理方法を知る者であれば、物品を持ち出すことが可能であったことから、当社社員の直接手渡しによる鍵貸出し、鍵保管ボックスの施錠管理等を実施することとしました。
 なお、事務機器等については、物品の重要性に応じ、保管方法および定期的な数量確認等の管理方法を定める旨、社内ルールに明記します。


 本件については、9月27日に、原子力安全・保安院より、「管理区域における物品管理の点検」ならびに「再発防止対策(防犯対策)の徹底」についての指示を受けており、本日、同院に対し点検結果および再発防止対策を報告しております。


以上

< 別紙 >

浜岡原子力発電所内管理物品の所在不明に係る再発防止対策について

1.管理物品所在不明に係る再発防止対策について

 計器用触媒(白金板)が所在不明となった原因は、当該物品の不適切な管理により、何者かに盗難されたものと推定しております。今後、同様な事象の発生を防止するため、当該物品の管理状況について調査を行った上で課題を抽出し、必要な対策を実施することとしました。

 なお、管理区域内物品の搬出については、搬出物品の汚染検査を実施した後、物品名、数量等記録する手順としていることや、線量計等身につけている物は、装着した状態で体表面モニタにて汚染検査を行うなど、汚染された物品を管理区域外に持ち出せない管理としています。

 さらに、防犯対策の観点から、今後、1ヶ月を目途に、監視強化等の対策を検討してまいります。

(1)当該物品の管理状況
  • 平成18年10月の数量確認から所在不明が確認されるまでの間、定期的な数量確認等の管理を実施していませんでした。
  • 計器室入口扉は施錠しており、鍵は保管場所(周辺防護区域内)と離れた当社事務棟(周辺防護区域外)で保管管理し、貸出し簿に必要事項を記載した上で当社社員および協力会社社員に貸出していました。ただし、事務棟にある鍵の保管場所は施錠していないため、鍵の管理方法をよく知る者であれば、休祭日、時間外等において鍵を持ち出し、入室できる状態でした。
  • 当該物品が保管されているキャビネットは施錠し、鍵を計器室内の鍵保管ボックスに保管していました。ただし、鍵保管ボックスは施錠していないため、鍵の管理方法をよく知る者であれば、休祭日、時間外等においてキャビネットを開錠し、当該物品を持ち出せる状態でした。
(2)課題
  • 有価品を管理しているという意識が欠けており、保管方法および定期的な数量確認等の管理方法等適切な管理方法を定めていませんでした。
  • 鍵の管理方法をよく知る者であれば、夜間・休祭日においては計器室の鍵を開け、当該物品を持ち出すことが可能でした。
(3)再発防止対策
【物品の保管管理について】
  • 当該物品については、計器室内の専用保管箱に施錠保管し、定期的な数量確認を実施します。
  • 今後、当該物品と同様な有価品を管理区域内で保管する場合には、適切な保管場所(部屋)を選定するとともに、その大きさ等に応じてキャビネットや金庫等による保管方法及び物品の数量確認等の管理方法を明確にします。
  • これらの物品については、管理方法を定める旨、社内ルールに明記します。
【物品保管場所の鍵管理】
  • 当該物品を保管している計器室の鍵は、貸出し簿に必要事項を記載した上で、必ず当社社員が直接手渡しで鍵を貸出すこととしました。また、夜間、休祭日等の当社社員不在時には鍵保管ボックスを施錠し、鍵を持ち出されないようにしました。
  • 当該物品を保管する計器室内の専用保管箱の鍵については、貸出しは行わず、当社社員が直接開閉を行うこととしました。

2.管理区域における物品管理状況について

 計器用触媒(白金板)以外で、管理区域内で保管管理している物品の管理状況を調査しました。

  • 当該物品のような有価品は他にないことを確認しました。
  • 管理区域内で保管管理している物品は、事務機器等を除き社内手引において管理方法を定めていることを確認しました。
  • 事務機器等については、社内ルールにおいて管理方法は定めていないため、物品の重要性に応じ、管理方法を定める旨、社内ルールに明記します。

以上