プレスリリース バックナンバー(2007年)

浜岡原子力発電所4号機の営業運転再開について

平成19年12月27日
中部電力株式会社

 浜岡原子力発電所4号機(沸騰水型、定格電気出力113.7万キロワット)は、平成19年9月25日から第10回定期検査を開始し、各機器の点検作業等を行ってきました。


 その後、平成19年11月14日に原子炉を起動し、調整運転の中で、原子炉で発生した蒸気を用いて設備の点検や検査を行ってきました。


 本日(12月27日)午後4時00分、経済産業省による最終検査(総合負荷性能検査)が終了し、営業運転を再開しましたのでお知らせします。


以上

< 参考 >

浜岡原子力発電所4号機定期検査中の主な点検、工事

(1)主な点検

ア.原子炉本体

  • 原子炉圧力容器の点検、炉内構造物の点検、燃料の点検

イ.原子炉冷却系統設備

  • 配管類、熱交換器、ポンプ、弁類の点検

ウ.計測制御系統設備

  • 制御棒駆動系の点検、各種計測装置の点検、校正

エ.放射線管理設備

  • 各種放射線管理用計測装置の点検、校正

オ.原子炉格納施設

  • 原子炉建屋、格納容器の気密試験

カ.蒸気タービン

  • 補機類、弁類の点検

キ.その他

  • 廃棄設備、燃料設備、非常用予備発電装置、電気設備等の点検

(2)主な作業・工事

ア.原子炉内の全燃料764体のうち192体を新燃料に取り替えました。

イ.高圧炉心スプレイ機器冷却水熱交換器修理工事

  • 高圧炉心スプレイ機器冷却水熱交換器(A)の伝熱管1本に減肉傾向が確認されたことから、予防保全として閉止栓を取り付けました。

ウ.制御棒取替工事

  • ハフニウム板型制御棒25本全数についてボロンカーバイト型制御棒に取り替えました。なお、取り外したハフニウム板型制御棒25本については外観点検を実施し、問題がないことを確認しました。

(3)原子力安全・保安院文書等の点検指示に基づく検査

ア.NISA文書「炉心シュラウド及び原子炉再循環系配管等のひび割れに関する点検について(H15・04・09原院第4号NISA-161a-03-01)」および「発電用原子力設備における破壊を引き起こすき裂その他の欠陥の解釈について(H18・03・20原院第2号NISA-322c-06-1 NISA-163c-06-2)」に基づく検査

  • (検査内容)
     上記NISA文書を受け、点検計画に基づき、今回の定期事業者検査「クラス1機器供用期間中検査」として原子炉再循環系配管溶接部等の超音波探傷試験を実施し、問題がないことを確認しました。

イ.NISA文書「原子力発電所の配管肉厚管理に対する要求事項について(H17・02・16原院第1号NISA-163a-05-1)」に基づく検査

  • (検査内容)
     上記NISA文書を受けた中期的(10年)な検査計画に基づき、今回の定期事業者検査で「配管検査(その1)」として肉厚測定を実施し、問題がないことを確認しました。

ウ. NISA文書「高サイクル熱疲労に係る評価及び検査に対する要求事項について(H19・02・15原院第2号NISA-163b-07-1)」に基づく検査

  • (検査内容)
     上記NISA文書を受け、今回の定期事業者検査で「クラス2機器供用期間中特別検査」および「クラス3機器供用期間中特別検査」として非破壊試験を実施し、問題がないことを確認しました。

(4)その他

原子炉冷却材浄化系点検
  •  原子炉冷却材浄化系の系統内の差流量が大きくなったことを示す警報が点灯したことから、平成19年11月15日に原子炉を停止しました。
  •  調査の結果、同系統の流量計のローカット(入力信号のしきい値以下では出力信号を出さないようにする機能)値が、警報の設定値を超えていたため、警報点灯に至ったことが原因であると推定しました。
  •  再発防止対策として、アナログ方式の流量計から、ローカットをゼロにできるデジタル方式の流量計に変更しました。

以上