プレスリリース バックナンバー(2008年)

浜岡原子力発電所1・2号機共用排気筒における配管貫通部での腐食孔について (原因と対策)

平成20年1月11日
中部電力株式会社

 平成19年11月23日に確認した、1・2号機共用排気筒(※1)における排気筒モニタ(※2)サンプリング配管の排気筒貫通部(以下、「当該部」という。)での腐食孔について、状況調査および原因調査を実施し、再発防止対策を検討してまいりました。

 このたび、これらの結果をとりまとめましたのでお知らせいたします。なお、これらの結果については、本日、原子力安全・保安院に報告しました。


1 状況調査結果について

 当該部の腐食状況について、応急修理として施していた防食テープを外し、詳細に調査した結果、平成19年11月23日に確認した2箇所の腐食孔の他に3箇所、合計5箇所の腐食孔があることを確認しました。 (図1参照

 また、排気筒全体について調査し、腐食孔に至るような著しい腐食は、当該部以外にないことを確認しました。


2 原因調査結果について

 当該部を含めた排気筒の点検は、点検の内容や頻度を定めた排気筒の点検計画に基づき目視点検を実施しており、腐食が認められた場合には、表面の腐食を除去し再塗装していました。しかしながら、腐食部の鋼材の厚さ確認が排気筒の点検計画に入っていなかったため、腐食の進展を適切に把握できず、腐食孔に至ったものと推定しました。


3 再発防止対策について

 当該部を包むように、新たに筒管を取り付けます。 (図2参照

 また、著しい腐食が認められた場合には、鋼材の厚さを確認する旨を排気筒の点検計画に明記し、点検内容の充実を図ります。


4 水平展開について

 3~5号機それぞれの排気筒について目視点検を実施し、問題となる腐食がないことを確認しました。また、これら排気筒の点検計画についても、1・2号機共用排気筒の場合と同様に充実を図ります。



(※1) 排気筒は、原子炉建屋やタービン建屋などの空気を大気中に放出するための円筒状の排気設備で、高さは約100mあります。放出される空気は排気筒モニタで、放射性物質が検出限界未満であることを確認しています。

(※2) 排気筒モニタは、排気筒から放出する空気中の放射性物質の濃度を連続して測定する装置です。


当該部の側面展開図など

図1.腐食孔の状況


筒管設置前の状況と筒管設置イメージ

図2.筒管による補修内容



(これまでお知らせした内容)

 定期点検中の浜岡1・2号機において、平成19年11月23日に、共用排気筒の塗装の点検を行っていたところ、排気筒モニタサンプリング配管が排気筒を貫通する箇所(高さ:約90m)で、腐食孔(2箇所)を確認し修理を実施しました。

 本事象は排気筒に求められる機能を有していないことから、原子炉等規制法に基づく報告【実用炉規則第19条の十七第三号(※3)】に該当します。

 また、安全協定に基づく通報事項「原子炉の運転停止中において、原子炉の運転に支障を及ぼす恐れのある原子炉施設の故障があったとき」に該当します。

 今後、同様な腐食部位がないかの確認を行います。

 本事象による外部への放射能の影響はありません。

(※3) 原子炉設置者が、安全上重要な機器の点検を行った場合において当該安全上重要な機器等が発電用原子力設備に関する技術基準を定める省令(昭和40年通商産業省令第62号)第9条若しくは第9条の2に定める基準に適合していないと認められたとき又は原子炉施設の安全を確保するために必要な機能を有していないと認められたとき。

平成19年11月27日公表済み


以上