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防波壁設置工事などの様子(2012年2月)

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ナレーション:
静岡県御前崎市にある中部電力浜岡原子力発電所は、2011年3月に発生した東北地方太平洋沖地震による東京電力福島第一原子力発電所の事故を受け、内閣総理大臣より、運転停止の要請を受けました。

現在、浜岡原子力発電所の1号機、2号機はすでに廃止措置が進められています。

また運転停止中の3号機、4号機、5号機は現在「冷温停止」の状態になっています。

「冷温停止」とは、原子炉の中の核分裂反応を抑制する「制御棒」を全て挿入し、原子炉内の水の温度が100度未満の状態になっていることです。

中部電力浜岡原子力発電所では、津波に対する安全性をより高めるため、新たな津波対策工事を進めています。

工事は2011年9月22日から始まりました。

11月17日には、防波壁の基礎となる地中壁の鉄筋建て込み作業を開始。

鉄筋コンクリート造りの地中壁を、地面の岩盤部まで埋め込み、防波壁の土台を作ります。

この防波壁は、鉄筋コンクリート製の地中壁を土の中に埋めた後、鉄骨と鉄筋コンクリートでできたL型の擁壁をさらに設置することで、津波や地震に十分強い構造にしています。

地中壁は6m間隔で200基以上、設置します。

現在、掘削工事が終了した場所から順次地中壁の鉄筋建て込みやコンクリートを打設する作業をおこなっています。

こうした作業状況に関しては、定期的に、静岡県と御前崎市による点検を受けています。

中部電力では、皆さまにご安心いただけるようひき続き全力で取り組んでまいります。

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