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建屋外壁の防水構造扉の信頼性強化工事などの様子(2012年5月)

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ナレーション:
中部電力浜岡原子力発電所では、津波が防波壁を越え敷地内が浸水した場合に備え、原子炉建屋などの外壁に面する扉の防水性を向上させる工事に今年から着手しています。
これは原子炉建屋などの外壁の防水構造扉の信頼性をより高いものとするため内側を水密扉に、外側を強化扉に2重化するものです。
合わせて、強化扉の取り付けが完了している大物搬入口の扉についても、開閉操作時間が短縮できる観音開き方式の強化扉に変更します。

また、仮に敷地内が浸水し、現在屋外にある「海水ポンプ」が使えなくなった場合に備え設置する緊急時海水取水設備について、取水槽から海水をとるためのトンネルを掘削しています。水源ルートを多重化するため、これらの取水槽は各号機の海水トンネルで結ばれています。

また、2012年3月26日にはガスタービン発電機3台が納入され、正常に動作することを確認するための試験を実施しました。このガスタービン発電機は、外部電源および非常用ディーゼル発電機が使用できない状況に備え、発電所敷地内のおよそ40mの高台に設置され、炉心冷却系の設備に速やかに電源を供給するものです。

なお、浜岡原子力発電所では、新たな津波対策工事の進捗状況を、静岡県や御前崎市、報道機関などに公開しています。2012年4月23日には、現在建設中の防波壁の一部である「たて壁」を据え付ける工事現場を御前崎市の石原市長や市議に公開しました。浜岡原子力発電所では、今後も地元静岡県や御前崎市、報道機関へ工事の様子などを公開しながら、津波対策を進めてまいります。

引き続き皆さまにご安心いただけるよう全力で取り組んでまいります。

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