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お知らせ・トピックス バックナンバー(2007年)

下村発電所における送風機に係る届出不備に関する報告の概要について

2007年9月13日

中部電力株式会社

1 はじめに

他電力会社で水力発電所に付帯する設備である送風機の電気事業法上の届出不備が確認・公表されたことを受け、当社において同様事象の有無について詳細に確認を実施したところ、下村発電所において騒音規制法に該当する設備に関する電気事業法上の届出不備が判明しました。これを受け、届出不備の概要と原因および再発防止対策について報告書をとりまとめ、経済産業省 中部近畿産業保安監督部長に報告いたしました。

2 届出不備の概要

平成12年に発生した東海豪雨に起因した矢作川上流の上村川についての災害復旧河川改修工事に伴い、当社下村発電所下村ダムについて、コンクリートダムを撤去し、ゴム引布製起伏堰※への改造工事を実施した。

この工事に関し、電事法第48条第1項の規定により、ダム改造に関する工事計画を届出(平成13年9月12日)したが、ゴム引布製起伏堰の起立用送風機(18.5kW×2台)の設置については、騒音規制法上の特定施設に該当するものの、その設置場所が同法上の指定地域に該当しないものと判断し、電気事業法上必要な工事計画の届出を行わなかった。

今回の調査で騒音規制法上の指定地域について改めて確認した結果、当該の送風機が設置されている場所は、騒音規制法指定地域(第二種指定地域)に指定されていることが明らかとなり、届出不備となっていた。

なお、送風機によるダムの強度若しくは安定度に対する影響は無く、ダム本体については技術基準に適合していることを確認している。

※ゴム引布製起伏堰・・・
袋状の合成ゴム製のゲートを有し、袋体を水又は空気によって起伏させる型式の堰をいう。(下村ダムのタイプは空気によって袋体を起伏させる。)

3 再発防止策

今回の事象に対する具体的な対策は、以下のとおり。

(1)コンプライアンス意識の一層の定着・浸透

今回の事象について、わかりやすく教材を作成し周知する。作成された教材は、職場懇談会等のディスカッションの場で活用しコンプライアンス意識の向上を図る。

(2)不適切な事象を発生させない仕組みの充実

• 届出対象に対するチェック体制およびチェックリストを整備する。
• 工事計画届の正確性を期するため、工事計画書の記載例を作成する。

なお、平成19年5月21日付「発電設備に係る総点検の結果を踏まえた今後の対応について」にて報告した再発防止対策についても確実に実施する。

4 下村発電所の概要

水系名

矢作川水系 上村川

所在地

岐阜県恵那市(旧恵那郡上矢作町)

最大出力

4,700kW

最大使用水量

6.68m3/s

ダム高さ

9.2m

可動堰

型式

ゴム引布製起伏堰

門 数

2門

幅×高

21.0m×4.3m

送風機出力

18.5kW×2台

運転開始

昭和9年12月

画像:位置図

5 図面
(1)下村ダム平面図

画像:下村ダム平面図

(2)ゴム引布製起伏堰 操作室平面図

画像:ゴム引布製起伏堰 操作室平面図

6 写真
(1)下村ダム(下流より)

画像:下村ダム

(2)ゴム引布製起伏堰 操作室外観

画像:ゴム引布製起伏堰 操作室外観

(3)ゴム引布製起伏堰 操作室内部状況

画像:ゴム引布製起伏堰 操作室内部状況

以上