当社は、今夏ピーク時間帯(13～16時)において、ご家庭のお客さまおよび企業のみなさまに節電のご協力をいただき、安定的に電気をお届けすることができました。お客さまのご協力に改めて深く感謝し、御礼申し上げます。

当社の事業場におきましても、次のとおり節電に取り組み、その効果を確認できましたのでお知らせいたします。

【当社事業場における主な夏季節電対策】

• 冷房温度28度の徹底、常時使用しない場所の空調機器停止
• 執務室窓側・廊下など、照度上問題のない場所での照明の間引き
• 夜間に貯めた蓄熱槽の冷水をピーク時間帯に活用することで、熱源機を停止させるピークカットの実施
• 日中の暑い外気の建物内への導入量を抑えることによる冷房負荷の低減
• 早朝の冷涼な外気の建物内への導入による冷房負荷の低減　など

これらの取組みの結果としまして、各事業場に導入しているエネルギー遠隔管理システム（注1）を用いて7～9月のピーク時間帯(13～16時)における使用電力量をまとめ、昨年の実績と比較（注2）した結果、「動力（空調など）」5．9%、「電灯（照明など）」1．6%、合計で4．3％の削減（注3）を確認できました。

また、東日本大震災前の2010年実績と比較（注2）した結果、「動力（空調など）」24．1％、「電灯（照明など）」22．0％、合計で23．4％の削減（注3）を確認できました。

今後も当社は、電力の安定供給に万全を期すとともに、事業場の節電に取り組んでまいります。

（注1）建物の室内環境・建築設備機器運転状態・エネルギー使用量などを遠隔で計測し、電灯設備や空調設備の運用実態を把握するシステムで、設備の運用改善や節電・省エネを促進するツールとして活用しています。

（注2）全117事業場のうち、エネルギー遠隔管理システムが導入され、停電やデータ異常のない事業場を対象としています。（昨年実績との比較は63事業場、2010年実績との比較は7月：45事業場、8月：49事業場、9月：49事業場を対象）
中部5県の平均最高気温に基づき、使用電力量の気温補正を実施しています。

（注3）照明設備や空調設備工事による高効率化の効果を含んでいます。

以上