プレスリリース バックナンバー(2008年)

新名古屋火力発電所8号系列の営業運転の開始について

2008年4月1日

中部電力株式会社

新名古屋火力発電所8号系列(8-1号~8-4号)は、平成17年7月から建設工事を進めてまいりましたが、本日、初号機である8-4号の営業運転を開始いたしました。

本発電所は、LNG(液化天然ガス)を燃料とする最新鋭のコンバインドサイクル※1発電設備であり、世界最高水準の熱効率(約58%※2)を達成しています。

また、本発電所の営業運転開始により、当社火力発電設備の総合熱効率向上を図ることができ、現在建設中の8-1号~3号と合わせて、年間約100万トン程度のCO2排出量削減が見込まれます。

本発電所の営業運転開始により、当社の総発電設備容量は32,871,040kWになりました。

なお、8-1号~3号につきましては、引き続き建設工事を進めて、平成20年10月までに順次営業運転を開始する予定です。

当社では、将来にわたって電力を安定して経済的にお届けできるよう、今後とも、火力・水力・原子力をバランスよく組み合わせたベストミックスの観点から、電源の開発を進めてまいります。

※1 燃料を燃やしたガスの力で回すガスタービンと、その排熱を利用して作った蒸気の力で回す蒸気タービンの両方で発電する方式。当社では他に、四日市火力4号系列、川越火力3・4号系列、新名古屋火力7号系列で採用。

※2 低位発熱量基準における熱効率(高位発熱量基準では約52%)


1 新名古屋火力発電所の概要

(1)所在地

名古屋市港区潮見町34番地


(2)所長

坂口 光


(3)出力

発電設備名称 出力
7号系列(7-1号~6号) 145.80万kW(24.30万kW × 6機)
8号系列(8-1号~4号) 153.44万kW(38.36万kW × 4機)

(1~6号機は既に廃止)

※ 系列全機運転時の分担出力で、定格出力(気温5℃)は40万kW


(4)燃料

LNG



2 特徴

(1)世界最高水準の熱効率

最新鋭の1500℃級ガスタービンを用いた再熱三重圧の一軸型コンバインドサイクル発電方式※を採用し、世界最高水準の熱効率(約58%(低位発熱量基準))を達成しています。

これにより、限りあるエネルギー資源をより有効に活用でき、合わせてCO2排出量の削減を図ることができます。

※ 60Hz機(3600回転/分)での採用は世界初

[グラフ]火力発電設備熱効率・火力総合熱効率の推移

(2)環境負荷が低い発電設備

クリーンなLNGを燃料としており、煤煙の発生がありません。また、NOx(窒素酸化物)の発生を抑えた燃焼器や高性能脱硝設備の採用により、NOx排出濃度を2.5ppm以下と従来(新名古屋火力7号系列 5ppm以下)の半分に抑えています。

世界最高水準の熱効率によるCO2排出量削減と合わせ、環境負荷の低い発電所です。


(3)景観への配慮

タービン建屋は、既設の7号系列と同様、モーツァルト作曲の「交響曲40番ト短調ケッヘル550」の旋律をデザインしたブルー系の外壁としました。また、煙突は、高層ビルをイメージした、シンプルでモダンなデザインとしています。


(4)高度な自動化

発電設備の制御・監視は、起動から停止までを中央制御室から少人数で運転できる設備としています。


3 当社の発電設備容量と構成比率

  新名古屋火力8-4号営業運転開始前 新名古屋火力8-4号営業運転開始後
発電設備容量(kW) 構成比率(%) 発電設備容量(kW) 構成比率(%)
火力 石炭 4,100,000 12.6 4,100,000 12.5
LNG 13,179,000 40.6 13,579,000 41.3
石油 5,090,400 15.7 5,090,400 15.5
小計 22,369,400 68.9 22,769,400 69.3
原子力 4,884,000 15.0 4,884,000 14.9
水力 5,217,640 16.1 5,217,640 15.9
合計 32,471,040 100 32,871,040 100

4 建設の主要経緯

平成6年7月第127回電源開発調整審議会において、国の電源開発基本計画に組入れ(新名古屋火力発電所7,8号系列(145.8万kW×2))

※その後、8号系列については2度にわたり営業運転開始時期を変更(建設繰延べ)

平成10年12月7号系列運開

平成17年3月17年度電力供給計画で8号系列工期変更を届出(建設再開)

平成17年7月8号系列着工

平成20年4月8-4号営業運転開始

平成20年6月8-3号営業運転開始予定

平成20年7月8-2号営業運転開始予定

平成20年10月8-1号営業運転開始予定(総合運開・リフレッシュ計画完了)

以上