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プレスリリース バックナンバー(2008年)

浜岡原子力発電所1・2号機共用排気筒建替工事に係る地質調査の実施について

2008年4月4日

中部電力株式会社

浜岡1・2号機共用排気筒(以下、「排気筒」という。)については、ダクト接続部で確認したひび割れ等の原因である「風渦励振(ふうかれいしん)」※の抑制対策として、今回の定期検査期間中(1号機:第19回定期検査、2号機:第20回定期検査)に、現排気筒位置とは別の位置で、風渦励振対策を施した排気筒に建て替えることとしています。

平成17年6月8日公表済み

このたび、この工事に係る建替予定位置およびその周辺(いずれも発電所敷地内)の地質調査について、平成20年4月7日に着手することとしましたので、お知らせします。

※風渦励振は、風によって細長い構造物(塔・桁・電線等)に生じる振動の一つであり、物体の断面形状と固有振動数で決まる一定の風速域で発生します。構造物の背後(風下側)に生じる流れの渦(うず)が原因で風方向に対して直角の方向に振動(共振)します。

添付資料

以上

添付資料1

浜岡原子力発電所1・2号機共用排気筒建替工事に係る地質調査の実施について

浜岡1・2号機共用排気筒(以下、「排気筒」という。)については、ダクト接続部で確認したひび割れ等の原因である「風渦励振(ふうかれいしん)」※1の抑制対策として、現排気筒位置とは別の位置で、対策を施した排気筒に建て替えることとしています。今般、この工事に係る建替予定位置およびその周辺の地質調査を実施することとしましたので、以下のとおりお知らせします。


 1 これまでの経緯

平成16年12月、1・2号機共用排気筒で、排気筒とのダクト接続部でのひび割れや、排気筒内側の下部補強板の上側溶接部でひび割れの徴候が確認されました。詳細調査を行った結果、ひび割れの原因は、風渦励振により発生した疲労割れによるものと推定しました。
 再発防止対策としては、排気筒の補強等により風渦励振を抑制する必要がありますが、現排気筒を補強することは困難であることから、別の位置に風渦励振対策を実施した排気筒に建て替えることとし、今回の定期検査期間中(1号機:第19回定期検査、2号機:第20回定期検査)に行うこととしました。
 建替工事が完了するまで相当の期間が見込まれたため、現排気筒はひび割れ部の溶接補修等を行うとともに、排気筒内側の補強板溶接部を力が集中しにくい形状に変更し、以降、定期的に超音波探傷試験を行い補強板溶接部の健全性を確認していくこととしました。

 (平成17年6月8日公表済み)


 今般、排気筒の建替工事の実施にあたり、これに係る地質調査を、平成20年4月7日より半年程度かけて次のとおり実施することとしました。


 2 調査目的

 今後行う新規排気筒の設計のため、建替予定位置およびその周辺(いずれも発電所敷地内)においてボーリング調査、地盤物性調査を実施します。


 3 調査方法

(1)ボーリング調査

地盤に孔をあけ(ボーリング)、地盤を構成する岩石などを連続的に(棒状に)採取します。採取した試料を観察して地質の状況を調査します。
 また、このうち何本かのボーリング孔に対しては、この孔を使用してPS検層と呼ばれる地盤の弾性波  (P波・S波)の速度測定を行います。※2  これは孔内に振動を検知する受信器を設置し、発破や地上に置いた板をハンマーで叩く方法により発生する弾性波を、ボーリング孔内の受信器で測定します。これにより、地盤内を伝播する弾性波の深さ方向の速度分布を調査します。

(2)地盤物性調査

数十mの深さから採取した試料を実験室内に持ち込み、試料に力を加えたり、変形させるなどの方法により、地盤の物性を調査します。

※1 風渦励振は、風によって細長い構造物(塔・桁・電線等)に生じる振動の一つであり、物体の断面形状と固有振動数で決まる一定の風速域で発生します。構造物の背後(風下側)に生じる流れの渦(うず)が原因で風方向に対して直角の方向に振動(共振)します。

※2 弾性波速度(P波・S波)とは、地盤中を伝わる波の伝播速度で、この値が大きいほど地盤が固いことを表します。なお、P波とは、波の進行方向に対して平行に振動する弾性波、S波とは、波の進行方向に対して直交する方向に振動する弾性波です。


 4 調査カ所

 

ボーリング調査

本数 : 10本  直径 : 約10cm  深さ : 約100~200m

地盤物性調査

試料採取カ所 : 排気筒建替位置など

*調査カ所・数量については調査の進捗により今後変更する場合があります。

【ボーリング調査位置】

ボーリング調査位置

5 調査期間(予定)

平成20年4月~平成20年度下期

以上