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プレスリリース バックナンバー(2008年)

ヒ素吸着剤「CAMZ-S」および「ゼオフォース・アドマット」の商品化について

2008年5月27日

中部電力株式会社

~ シーキュラスの機能を活かしたヒ素汚染土壌用浄化材 ~

 

当社は、人工ゼオライト「シーキュラス*)」を配合したヒ素を吸着可能な汚染土壌用の浄化材「CAMZ-S」および汚染土壌用の浄化マット材「ゼオフォース・アドマット」を、株式会社アムロン殿(代表取締役社長:宮本吉朗氏、住所:高松市末広町7-21)および株式会社大石殿(代表取締役社長:大石吉成氏、住所:洲本市下加茂1丁目1番11号)と共同で開発し、商品化いたしました。

これら商品は、昨年開発した除ヒ素用水質浄化材(平成19年9月6日プレス済み)を、ヒ素などの重金属類を含有する汚染土壌用の浄化材として製品化したものです。
 「CAMZ-S」はヒ素を含有する土壌に混合することにより、その土壌からのヒ素の溶出を抑制します。また、「ゼオフォース・アドマット」は「CAMZ-S」をロックウール**)に含浸させた製品で、ヒ素を含有する汚染土壌の下部に敷設することにより、その土壌からのヒ素の地下浸透などを抑制します。汚染土壌のヒ素濃度や処分形態により、本商品それぞれを単独または組み合わせて使用します。
 「CAMZ-S」は株式会社アムロン殿、「ゼオフォース・アドマット」は株式会社大石殿が製造・販売を行います。

*):石炭灰を原料として合成されるゼオライト、灰色の微粉末

**):ロックウールは、耐熱性に優れた高炉スラグや天然岩石などを主原料として繊維状にした人造鉱物繊維

本商品の特長

○安定的で強力な吸着能力
 物理吸着ではなく化学的にヒ素を吸着するために強固にヒ素を捕捉します。そのため、吸着後の安定性に優れた不溶化効果を発揮します。
○高い吸着容量と優れた経済性
 既存のヒ素吸着材に比べヒ素吸着量が多いため、経済性に優れています。また、ヒ素以外の重金属類に対しても吸着します。

 以上

 

<別紙>

1.浄化性能

模擬汚染土による浄化試験
  • 2mm以下の山砂に所定濃度に調整したヒ素溶液(V価)を添加し、模擬汚染土を作成。
  • 模擬汚染土にCAMZ-Sを重量比で4.6%添加、均一に混合後、室温で24時間静置する。その後、環境省告示第46号溶出試験に基づき、処理後の土壌からのヒ素溶出濃度を測定。
  • 低濃度から高濃度までの汚染土壌に対し高い浄化性能を発揮します。

模擬汚染土の浄化効果

浄化性能の安定性の評価  ― 酸、アルカリ溶出試験
  • 社団法人土壌環境センター 「重金属等不溶化処理土壌の安定性に関する検討部会報告-酸添加溶出試験法、アルカリ添加溶出試法」により、不溶化性能の安定性を評価した。
  • CAMZ-Sを用いて処理した土壌は、酸性領域下あるいはアルカリ領域下にさらされた場合でも溶出量の著しい増加はなく、十分な安全性を有します。

酸、アルカリ添加試験

2.ゼオフォース・アドマットの適用事例

トンネル工事などの掘削土砂に、天然のヒ素などの重金属類が含有する場合があります。これら土砂の処分などの際に、周辺への重金属類による汚染を回避するため、ゼオフォース・アドマットを下図のように使用します。
 この様な施工を行うことにより、降雨(浸透水)などによるヒ素の溶出、拡散に対して、簡便で安全性が高い対策ができます。

 工法のイメージ

3.製品の基本仕様

CAMZ-S
  • 見掛けの比重    約1.15
  • スラリーのpH    5.0~6.5
  • 含水率        約80%
ゼオフォース・アドマット
  • マットの比重     約0.64
  • マットの含水率    約40%
  • マットの厚さ     標準施工の場合 30cm

 

【製品に関するお問い合わせ先】

CAMZ-S

株式会社アムロン 環境事業部研究室 

香川県高松市香川町安原下2296  TEL(087)879-2089

ゼオフォース・アドマット

株式会社大石 環境事業部

大阪市西区京町堀1丁目8番5号 TEL(06)6225-2800

以上