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プレスリリース バックナンバー(2009年)

浜岡原子力発電所5号機 湿分分離加熱器(A)工場製造時における配管溶接部の熱処理データの疑義について

2009年4月13日

中部電力株式会社

当社は、平成21年4月6日、(株)日立製作所(以下、「日立」という。)ならびに日立GEニュークリア・エナジー(株)(以下、「日立GE」という。)から、5号機(改良型沸騰水型、定格電気出力126.7万kW、定期検査中)の建設当時に、湿分分離加熱器(※1)(A)に接続する配管の溶接部に係わる溶接検査(※2)において、溶接後熱処理(※3)の温度記録の一部に改ざんの疑義があるとの連絡を受けました。

これは先月、日立の工場で製作中の他原子力発電所機器の溶接事業者検査において、溶接後熱処理の施工を請け負ったA社が作成した温度記録の一部に改ざんが確認されたのを受け、日立および日立GEが自主的に過去の記録を調査したところ判明したものです。

このため、当社として3、4、5号機の溶接検査のうち、A社が携わっていた溶接検査の温度記録について確認を行いました。その結果、日立および日立GEから連絡のあった配管溶接部の温度記録に一部消されたような痕跡があること、および当該配管溶接部1件以外には温度記録に改ざんされたような痕跡がないことを確認しました。

これらの状況および確認結果について、本日、原子力安全・保安院へ提出しましたので、お知らせいたします。

5号機は、現在、運転を停止していますが、早急に当該配管溶接部の健全性の確認を行ってまいります。

また当社は、本日、日立に対して、今後二度と不適切な事象が生じないよう再発防止対策の徹底を図るように要請を行いました。

 

 

※1 湿分分離加熱器は、プラント熱効率を高めるため、高圧タービンで排気され低圧タービンへ供給する蒸気について、蒸気中の湿分を除去し加熱するための機器です。
5号機には(A)(B)の2台が設置されています。

※2 溶接検査は、電気事業法に基づき、溶接部の健全性を確認するために設備の使用前に実施する検査です。
5号機湿分分離加熱器の製造当時は、国の指定検査機関が溶接施工者(日立)に対して行ってきましたが、電気事業法の改正により、現在は、事業者(電力会社)が「溶接事業者検査」として実施し、国の指定安全管理審査機関が溶接事業者検査の実施に係るプロセスを審査する仕組みとなっています。

※3 溶接後熱処理は、溶接時に発生する残留応力の除去等を目的として実施するものであり、具体的には、配管溶接部付近に電気コイルを巻き、規定温度まで徐々に加熱し、一定時間保持した後、徐々に冷却するものです。

 

 

別紙

以上