プレスリリース バックナンバー(2009年)

浜岡原子力発電所4号機の調整運転開始について

2009年4月30日

中部電力株式会社

浜岡原子力発電所4号機(沸騰水型、定格電気出力113.7万キロワット)は、平成21年2月25日から第11回定期検査を開始し、各機器の点検作業等を行ってきました。

原子炉停止中に実施する各機器の点検作業や定期検査および定期事業者検査は明日終了する見込みです。

その後、原子炉起動のための準備を行い、明後日にも原子炉を起動し、調整運転を開始する予定です。

調整運転においては、徐々に出力を上げ、原子炉で発生した蒸気を用いて確認する設備の点検や検査を実施してまいります。これらの検査等が終了した後、最終検査となる国の総合負荷性能検査を受けることとしています。

なお、調整運転中に異状が確認された場合には、必要に応じて修理を行います。修理の方法によっては、原子炉を停止する場合もあります。

 

添付資料

以上

添付資料1

浜岡原子力発電所4号機定期検査中の主な点検、工事

(1)主な点検

ア.原子炉本体

  原子炉圧力容器の点検、炉内構造物の点検、燃料の点検

イ.原子炉冷却系統設備

  配管類、熱交換器、ポンプ、弁類の点検

ウ.計測制御系統設備

  制御棒駆動系の点検、各種計測装置の点検、校正

エ.放射線管理設備

  各種放射線管理用計測装置の点検、校正

オ.原子炉格納施設

  原子炉建屋、格納容器の気密試験

カ.蒸気タービン

  本体の開放点検、主要弁類の分解点検、補機類の点検

キ.その他

  廃棄設備、燃料設備、非常用予備発電装置、電気設備等の点検

 

(2)主な作業・工事

ア.原子炉内の全燃料764体のうち180体を新燃料に取り替えました。

イ.格納容器内雰囲気モニタ取替工事

格納容器内雰囲気モニタの設備更新を実施しました。

ウ.スクラム地震計設定値変更

電力の安定供給の観点から、不必要な停止を招くことなく、かつ早期に原子炉を自動停止させるようスクラム設定値を変更しました。

エ.電気油圧式タービン制御装置取替

電気油圧式タービン制御装置の設備更新を実施しました。

オ.非常用高圧母線への電源回路の追加

非常用高圧母線へ電源を供給する回路を追加し、同母線の信頼性向上を図りました。

カ.当社ホームページで公開している「運転状況データ」追加に伴う工事

原子炉建屋4階およびキャスク置場の放射線線量率を当社ホームページに公開するための工事を実施しました。

  

(3)原子力安全・保安院(以下、「NISA」という。)文書等の点検指示に基づく検査

ア.NISA文書「炉心シュラウド及び原子炉再循環系配管等のひび割れに関する点検について(平成15・04・09原院第4号NISA-161a-03-01)」および「発電用原子力設備における破壊を引き起こすき裂その他の欠陥の解釈について(内規)(平成20・07・04原院第1号NISA-325c-08-1 NISA-163c-08-1)」に基づく検査

(検査内容)
上記NISA文書を受け、点検計画に基づき、今回の定期事業者検査で「クラス1機器供用期間中検査」として原子炉再循環系配管溶接部等の超音波探傷試験を実施し、問題ないことを確認しました。

イ.NISA文書「原子力発電工作物の保安のための点検、検査等に関する電気事業法施行規則の規定の解釈(内規)(平成20・12・22原院第4号NISA-163c-08-5)(配管肉厚管理)」に基づく検査

(検査内容)
上記NISA文書を受けた検査計画に基づき、今回の定期事業者検査で「配管検査(その1)」として肉厚測定を実施し、問題ないことを確認しました。

ウ.NISA文書「原子力発電工作物の保安のための点検、検査等に関する電気事業法施行規則の規定の解釈(内規)(平成20・12・22原院第4号NISA-163c-08-5)(配管の高サイクル熱疲労)」に基づく検査

(検査内容)
上記NISA文書を受け、今回の定期事業者検査で「クラス3機器供用期間中特別検査」として非破壊試験を実施し、問題ないことを確認しました。