プレスリリース バックナンバー(2009年)

地震発生後の浜岡原子力発電所の状況について(午前7時現在)

2009年8月11日

中部電力株式会社

本日、午前5時07分頃に発生した地震により、定格熱出力一定運転中であった浜岡原子力発電所4号機および5号機が自動停止しました。
  3号機は定期検査のため停止中、1、2号機は廃止措置準備中です。
 自動停止した4号機および5号機の原子炉内の燃料を冷却するための系統は正常に動作しており、現在、原子炉の冷温停止(※1)に向けて運転操作を実施中です。
  この地震による外部への放射能の影響は確認されておりません。引き続き監視してまいります。

地震発生にともない、午前5時31分、発電所内に第三次非常体制(※2)を発令するとともに、発電所長を本部長とする対策本部を立ち上げました。現在、点検チームを編成して、設備の被害状況の把握に努めています。
 地震発生後に確認した発電所の状況は添付資料のとおりです。現時点で発電所の安全に影響のある被害は確認されていません。

被害状況の確認(運転員および各設備所管部署による巡視点検)終了には、1日程度を要する見込みです。

現時点において、発電所構内における被災者は確認されていません。

※1 原子炉の冷温停止とは、原子炉内の全制御棒が全挿入され、原子炉内の水の温度が100℃未満の状態をいいます。

※2 第三次非常体制とは、地震が発生し、発電所に甚大な被害や社会的影響が予想される場合または発生した場合の対応体制を指し、全所員が動員されます。御前崎市で震度6弱以上の地震が発生した場合は、第三次非常体制が自動発令されます。

添付資料

以上

添付資料1

地震発生後の浜岡原子力発電所の状況について(午前7時00分現在)

 1.地震発生後の発電所の安全機能の状況
(1)原子炉を止める機能の状況

浜岡原子力発電所1~5号機は停止しており、状態は安定しております。

号機

運転状況

計測した加速度(*1)

原子炉建屋地下2階における原子炉自動停止設定値(水平方向)

1号機

廃止措置準備中

 109ガル(*2)

  -

2号機

廃止措置準備中

 109ガル(*2) 

  -

3号機

定期検査のため停止中

 147ガル(*2)

 120ガル

4号機

自動停止

 163ガル(*2)

 120ガル

5号機

自動停止

 426ガル(*2)

 120ガル

*1:原子炉建屋地下2階における水平方向加速度計測値の最大値
  *2:地震による揺れの尺度として用いられている加速度の単位。1ガル=1cm/秒2

(2)燃料を冷やす機能の状況

4、5号機の原子炉内の燃料を冷却するための系統は正常に動作しており、現在、原子炉の冷温停止に向けて運転操作を実施中です。3号機は、定期検査のため停止中であり、原子炉内に燃料は装荷されていますが、燃料の冷却に問題はありません。1、2号機の燃料は、燃料プールに保管しており、燃料の冷却に問題ありません。
 なお、これらの冷却系統に電源を供給する所内電源系に異常はありません。

 

冷却系統の状態

3号機

定期検査中のため、余熱除去系にて原子炉に注水しています。

4号機

原子炉の発生蒸気を復水器を使用して冷却し、給水ポンプで原子炉に注水しています。

5号機

原子炉の発生蒸気を復水器を使用して冷却し、給水ポンプで原子炉に注水しています。

(3)放射性物質を閉じこめる機能の状況

原子炉建屋内の負圧維持、原子炉格納容器内圧力、原子炉建屋内エリア放射線モニタの指示等のパラメータに異常はなく、現時点で閉じこめる機能への影響はありません。
 なお、5号機原子炉建屋5階において、地震発生時に一時的に放射線モニタの指示が上昇し、燃料交換エリア放射能高の警報が発報しましたが、現在、指示は下降し、警報も消灯しています。

<5号機燃料交換エリア放射線モニタの指示>
  2.4×10-3mSv/h → 1.9×10-2mSv/h → 4.0×10-3mSv/h(下降中)

2.外部への放射能の影響

排気筒モニタ、モニタリングポスト、放水口モニタの指示に変動はなく、本地震による外部への放射能の影響はありません。引き続き監視してまいります。

3.地震発生による浜岡原子力発電所の主なプラント状況

現在、点検チームを編成し、設備の被害状況の把握を行っています。
  火災報知器の作動はありませんでした。
  1~5号機の燃料プールに溢水はありませんでした。