プレスリリース バックナンバー(2009年)

浜岡原子力発電所4号機の調整運転の再開について

2009年9月15日

中部電力株式会社

4号機の特別な保全計画※1において、プラント停止中に実施する予定としていた点検等は、これまでに全て完了しました。
  現在、4号機は原子炉起動に向けた準備を進めており、準備が整い次第、本日中にも調整運転を再開し、特別な保全計画に基づく起動過程・起動後の運転状況確認を実施してまいります。
  なお、調整運転を再開しましたら、あらためてお知らせいたします。

<特別な保全計画に基づく点検等の結果>

1.機器単位の点検結果

安全・安定運転に必要な設備約26,000台の機器※2や建物・構築物について、外観点検や漏えい確認等を行い、全ての設備において機能や安全に影響を及ぼす損傷がなく、健全であることを確認しました。

2.系統単位の点検結果

「運転による系統機能の確認」および「安全上重要な機能の確認」として、プラント停止中に実施することとしていた全ての機能確認を行いました。

(1)運転による系統機能の確認

安全・安定運転に必要な設備約70系統について、プラント停止中に確認できる範囲において、系統を運転しての機能確認を行い、警報の作動、弁の動作、系統流量等の状況を確認し、全ての系統について、系統全体の機能が正常に発揮されることを確認しました。

(2)安全上重要な機能の確認

「止める」「冷やす」「閉じ込める」の観点から安全上重要な機能の6項目について、定期事業者検査に準じた機能確認を行い、全ての項目について、安全機能が維持されていることを確認しました。

3.地震観測記録を用いた設備健全性評価結果

原子力安全・保安院からの指示文書※3および当社の特別な保全計画に基づき、耐震設計上重要な設備※4(耐震As、Aクラスの設備)について、地震時に敷地内の地盤および建物・構築物で取得した地震観測記録と基準地震動S1※5による応答を比較した結果、地震観測記録は基準地震動S1による応答を十分下回っており、分析した全ての設備(建物・構築物および機器・配管系)が弾性状態にあったことから、設備の健全性が確保されていることを確認しました。

(平成21年8月21日公表済み)

4.地震後の点検等で確認した事象への対応結果

4号機でこれまでに確認した地震に関連するもしくは関連する可能性があると判断した事象および特別な保全計画に基づく点検等により確認した事象16件について、全ての対応を完了しました。
  なお、これら事象は、全て安全機能および安定運転に必要な機能に影響を与えない軽微な事象です。

(浜岡原子力発電所4号機で確認した事象への対応状況について(平成21年9月15日現在)PDF:238KB)

5.今後の対応

特別な保全計画に基づき、起動過程・起動後の運転状況確認として、安全・安定運転に必要な設備約70系統のうち約20系統について、「運転による系統機能の確認」を行うとともに、安全上重要な機能の1項目について「安全上重要な機能の確認」を実施してまいります。

 

<これまでにお知らせした内容>

平成21年8月11日に発生した駿河湾の地震に伴い、浜岡原子力発電所の設備について特別な保全計画を策定し、今後は、この特別な保全計画に則り、4号機等の設備の点検、健全性確認を実施することとしました。

(平成21年8月17日お知らせ済み)

これまで、地震後の4号機の特別な保全計画において、プラント停止中に実施する予定としていた「機器単位の点検」および「系統単位の点検」は、9月14日に完了する見通しです。完了後は原子炉を起動し、「プラント起動過程での運転状況確認」および「プラント起動後の運転状況確認」を実施していく予定です。

(平成21年9月9日お知らせ済み)

 

※1 特別な保全計画とは、平成21年8月11日に発生した駿河湾の地震に伴い、安全・安定運転に必要な設備の健全性を確認するための点検計画(地震観測記録を用いた設備健全性の評価を含む)をまとめたものです。

※2 機器には、動的機器として、ポンプ、モータ、圧縮機、弁など、また、静的機器として、容器、熱交換器、支持構造物、配管、変圧器などがあります。

※3 原子力安全・保安院からの指示文書とは、「浜岡原子力発電所における地震観測データの分析について(指示)」(21原企課第71号:平成21年8月11日受領)です。

※4 耐震設計上重要な設備とは、「耐震設計審査指針」(昭和56年7月20日原子力安全委員会決定)で定められた耐震As、Aクラスの設備です。

※5 基準地震動S1は、「耐震設計審査指針」(昭和56年7月20日原子力安全委員会決定)に基づいて策定し、原子炉施設の耐震設計に用いる地震動です。

 

別紙

以上