プレスリリース バックナンバー(2010年)

阿摺水力発電所における無許可工事などについて

2010年7月7日

中部電力株式会社

当社は、2009年3月に阿摺水力発電所(豊田市大河原町銚子)の水車軸受改修工事を実施いたしました。その際、当社は、河川区域内の工事であるにもかかわらず、河川法第26条第1項の規定に基づく許可を受けることなく、冷却水配管の一部およびポンプ(以下、「冷却水配管類」とする。)の撤去を実施しておりました。さらに、撤去した冷却水配管類の復旧工事も許可を受けずに実施しておりました。

本件につきまして、当社は、昨日、中部地方整備局長から当社岡崎支店長宛て「河川法第78条第1項に基づく報告の徴収について」を受領し、本日、これに基づきご報告いたしました。

また、阿摺水力発電所の件を受けて緊急に開始した調査により、2010年1月に実施した越戸水力発電所(豊田市平戸橋町字波岩)の冷却水配管類撤去工事においても、河川法に基づく事前相談をおこなっていなかったことが判明したため、あわせてご報告いたしました。

当社は、真弓水力発電所入口弁取替工事において申請手続を漏らしており(2009年12月9日公表)、社内調査を踏まえて、2008年度の施行工事については、同種の無許可工事はないとご報告しておりました。しかしながら、

  • 真弓水力発電所の件と同時期にこのような無許可工事を再発させたこと
  • 本件が、当社の自主調査ではなく、外部から豊橋河川事務所(河川管理者)への通報をきっかけとして発覚したこと

などを重大に受け止めて、本店内に調査委員会を設けて、詳細な調査をおこない、原因を突き止め、再発防止策を徹底してまいります。

このような事態を発生させたことにつきまして、お客さまをはじめ、当社を信頼し、支援してくださる皆さまに心より深くお詫び申し上げます。

また、再発防止策を徹底したうえで、従業員一人ひとりがお客さまから安心、信頼していただける電気事業を継続していくことに全力をあげて取り組んでまいります。

1.経緯

  • 2008年6月、当社は、阿摺水力発電所の2号水車軸受の改修工事(水車軸受の取替と、これに接続される冷却水配管類撤去)にあたり、事前に、豊橋河川事務所に対して、河川法に基づく申請手続きについてご相談いたしました。その結果、同法に基づく申請手続きは不要とのご判断をいただきました。しかし、その際、当社は事前相談をするべき事項であった冷却水配管類の撤去については説明をおこなっておりませんでした。この改修工事は2008年10月に開始され、2009年3月に完工いたしました。
  • 2009年9月、当社は、真弓水力発電所(豊田市川手町シタシロ)の入口弁の取替工事における申請手続き漏れへの対応について豊橋河川事務所にご相談したところ、「河川水が流れる配管類の改築には、事前相談が必要である」とのご指摘がありました。
  • 2009年11月、当社は、阿摺水力発電所において冷却水配管類の復旧工事を実施いたしました。この際、豊橋河川事務所に復旧工事を実施することについてご相談をしておりませんでした。
  • 2010年6月、豊橋河川事務所から当社に「阿摺水力発電所の冷却水配管類の工事が申請手続きをせず実施された、との匿名電話が事務所にあったため、事実を確認したい」との問い合わせがありました。当社の河川法申請を担当する部署が、設備主管部署に確認したところ、冷却水配管類の撤去・復旧工事が、事前相談をせずにおこなわれていたことが判明いたしました。
  • 2010年7月、当社が、阿摺水力発電所の無許可工事を受けて緊急に開始した調査により、越戸水力発電所においても、豊橋河川事務所にご相談することなく、同年1月に冷却水配管類を撤去していたことが判明いたしました。なお、この詳細な経緯などにつきましては、現在、調査をおこなっております。

2.今後の対応

当社は、無許可工事などに対する是正について、豊橋河川事務所に改めてご相談させていただくとともに、社内のコンプライアンス推進会議の下部に調査委員会を設けて、無許可工事などの経緯とその原因の詳細調査および他の類似する不適切な取り扱いの有無についての調査ならびに再発防止策の立案と徹底を実施してまいります。

 

(参考1)調査委員会の体制

 調査委員会の体制の図

(参考2)発電所の概要

項目

阿摺水力発電所

越戸水力発電所

運転開始年月

1934年(昭和9年)11月

1929年(昭和4年)12月

最大出力

4,800kW

9,200kW

最大使用水量

40.00m3/s

62.32m3/s

 

別紙

以上