プレスリリース

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メキシコ・天然ガス火力発電事業への出資参画について

2010年12月27日
中部電力株式会社

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当社は、メキシコ合衆国北東部の既設天然ガス火力発電事業に出資参画することとし、同事業の持株会社であるエムティーファルコンホールディングス社(出資者:三井物産株式会社70%、東京ガス株式会社30%。以下「ファルコン社」)の出資権益(注1)のうち20%を三井物産株式会社より取得する売買契約を、本日、締結いたしました。今後、メキシコ政府機関の許認可等の必要な諸手続きを経て、2011年3月末までに取得を完了する予定です。

今回、当社が出資参画するファルコン社は、メキシコ北東部に5つの天然ガスコンバインドサイクル発電所(出力合計223.3万kW)などを保有しております。各発電所は、いずれも2001年から2005年にかけて営業運転を開始し、IPP(注2)事業を行っており、また、メキシコ電力庁との間で25年間の電力売買契約を締結していることから、長期にわたり安定した収益が期待できます。

当社は、2010年度までを「海外エネルギー事業の発展期」と位置づけ、新たな収益源の獲得を目指して取り組んでいます。中期的には、これまで蓄積したノウハウや人材などの経営資源を基盤として、2015年度までに投資規模1,000億円程度を目途に積極的な事業展開を図って参ります。

メキシコにおいては、2003年よりバジャドリドにおけるIPP事業に参画しており、今回新たに本プロジェクトに参画することで、同国における事業基盤を更に強化できると考えております。

(注1)プロジェクトファイナンスの関連契約に基づき、プロジェクトファイナンス期間中は持株会社の株式は信託設定されていることから、本取引においては経済権益の売買を行うもの。

(注2)IPP:卸発電事業者(Independent Power Producer)

添付資料

以上

添付資料1

別紙

1 ファルコン社の概要

会社名

MT Falcon Holdings Company S.A.P.I. de C.V.

設立

2009年8月

所在地

メキシコ合衆国メキシコシティ

出資者

三井物産(40%)、東京ガス(30%)、中部電力(20%)、東北電力(10%)

2 プロジェクトスキーム図

プロジェクトスキームの図

(注)発電所を保有する5つの事業会社とガスパイプラインを保有する事業会社等で構成。

3 各発電所(天然ガスコンバインドサイクル発電)の概要

各発電所(天然ガスコンバインドサイクル発電)の概要の表

4 各発電所の位置図

各発電所の位置の図

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