プレスリリース

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BGグループとの液化天然ガス購入に関する売買契約書の締結について

2011年05月06日
中部電力株式会社

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当社は、5月3日、英国のエネルギー企業であるBGグループと液化天然ガス(LNG)購入に関する売買契約書を締結しましたのでお知らせします(BGグループとの液化天然ガス購入に関する基本合意書の締結については、2010年10月29日お知らせ済み)。

本契約は、現在BGグループが保有する複数の供給源より当社がLNG供給を受けるというもので、2014年度から21年間にわたり、最大122隻(1隻7万トンの船舶を使用した場合、最大854万トン程度)を購入するものです。

供給源を特定しないLNGの長期購入スキームは、日本の電力会社では当社が初めてであり、従来のLNG契約に比べ安定性の高いLNG調達が可能となります。

また、供給源の一つである豪州クイーンズランド州にて推進中のクイーンズランド・カーティスLNGプロジェクトは、コールベッドメタン(注)(以下「CBM」)と呼ばれる非在来型天然ガスを原料とするLNGプロジェクトで、CBMを原料とするLNGの長期購入に合意するのは、日本の電力会社では当社が初めてであり、LNG調達の柔軟性を高めることが可能となります。

BGグループの持つ豊富なLNG供給源と将来性の高い豪州CBMプロジェクトからのLNG供給は、当社の経済的、安定的かつ柔軟なLNG調達に寄与するものと考えております。

1 売買契約の概要

売主

BGグループ

買主

中部電力株式会社

期間

2014年4月1日から21年間

数量

全期間を通じて最大122隻

受渡条件

本船着桟渡し(Ex-ship)

2 BGグループの概要

社名

BG Group plc

所在地

100 Thames Valley Park Drive, Reading Berkshire, UK

代表者

Frank Chapman(フランク・チャップマン)

設立

1986年に民営化された英国ガス公社から、1999年に主に英国以外の事業、資産を引き継ぎ、ガス田の開発、生産、LNG事業等を行う会社として設立

事業内容

英国・米国・豪州等でLNGの開発、生産または販売事業を展開

3 クイーンズランド・カーティスLNGプロジェクトの概要

ガス田

豪州クイーンズランド州スラット盆地を中心とするCBM鉱区

可採埋蔵量

約17.3兆立方フィート(約4,600億立方メートル)

生産能力

約850万トン/年(2系列)

生産開始時期

2014年予定

クイーンズランド・カーティスLNGプロジェクトの図

(注)CBMの概要

CBMとは非在来型天然ガスの一種で、石炭化の過程で生成されたメタンガスが石炭層に貯留されたもので、多くは石炭層の細かな穴の表面に付着した形で存在する。豪州をはじめ、米国、カナダ、中国、欧州に豊富に存在し、世界全体では8,000~9,000兆立法フィート(tcf注1)もの埋蔵量があるといわれており、その内豪州には350tcfの埋蔵量が見込まれている。(注1 tcf=LNG換算で約2,000万トン)

以上

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