プレスリリース
イクシスLNGプロジェクト権益売買契約の締結について
2012年05月16日
中部電力株式会社
当社(代表取締役社長:水野明久、所在地:愛知県名古屋市東区東新町1番地)は、昨日、国際石油開発帝石株式会社(社長:北村俊昭、所在地:東京都港区赤坂5丁目3番1号、以下「INPEX」)という。)と、INPEXが豪州グループ会社を通じて西オーストラリア州沖合で開発作業を推進しているイクシスLNGプロジェクト(以下、「本プロジェクト」という。)について、INPEXグループ会社が保有する権益の一部(0.735%)を譲り受ける売買契約を締結いたしましたので、お知らせいたします。
本プロジェクトは、日本最大の石油・天然ガス開発企業であるINPEXが石油メジャーである仏TOTAL社とともに開発作業を推進する西オーストラリア沖合のイクシスガス・コンデンセート田の開発プロジェクトであり、本邦企業がオペレータ(操業主体)として大型LNG開発を主導する初のプロジェクトです。
当社は、本プロジェクトから、2017年より15年間に亘り、年間49万トンのLNGを購入する売買契約をすでに締結しております(2012年1月10日お知らせ済み)。
当社は、オーストラリアに100%出資の子会社を2社設立し、これらの子会社を通じて開発鉱区および探鉱鉱区の権益、ならびに液化事業会社Ichthys LNG Pty Ltd(以下「イクシスLNG社」という。)の株式の各0.735%を取得いたします。
当社がこれらの権益および株式を取得し、正式に本プロジェクトに参画するのは、オーストラリア政府の承認等により、この売買契約が発効した後となります。
当社は、今後とも、電力の安定供給に向け、安定的かつ経済的な燃料調達に取り組んでまいります。
1 権益売買契約の概要
対象 |
開発鉱区の権益 |
イクシスLNG社の株式 |
探鉱鉱区の権益 |
---|---|---|---|
売主 |
INPEX Ichthys Pty Ltd |
INPEX Holdings Australia Pty Ltd |
INPEX Browse, Ltd |
買主 |
Chubu Electric Power Ichthys PtyLtd(CEPICH) |
Chubu Electric Power Exploration Pty Ltd(CEPEX) |
|
概要 |
開発鉱区および探鉱鉱区の権益ならびにイクシスLNG社(液化・販売等を行う事業会社)の株式の各0.735%を取得する。 |
(注1)いずれもINPEXグループ会社
(注2)いずれも当社100%出資のオーストラリア株式保有会社Chubu Electric Power Australia Pty Ltdの100%出資子会社
2 イクシスLNGプロジェクトの概要
ガス・コンデンセート田 |
オーストラリア西オーストラリア州北部沖合 |
|
---|---|---|
液化基地 |
北部準州ダーウィン |
|
生産能力 |
LNG:840万トン/年(420万トン/年×2系列) LPG:160万トン/年 コンデンセート:日量約10万バレル(ピーク時) |
|
供給開始 |
2016年末(予定) |
|
権益保有比率 |
INPEX :72 070% TOTAL社 :24 000% 東京ガス(注3):1 575% |
大阪ガス(注3) :1 200% 中部電力(注4) :0.735% 東邦ガス(注3) :0.420% |
(注3)オーストラリア政府による承認手続き中
(注4)今後、オーストラリア政府による承認手続きを申請予定
以上