プレスリリース バックナンバー(2012年)

原子力に係る研究の取り組みの強化について

2012年5月31日

中部電力株式会社

当社は、このたび、更なる原子力の安全性の向上などを目指して、以下のとおり、原子力に係る研究の取り組みを強化することとしましたので、お知らせします。

1.取り組み強化の基本方針

これまで原子力に係る研究は、主に他電力との共同研究やメーカーへの委託研究という形で進めてまいりました。今後は、福島第一原子力発電所の事故を踏まえ、原子力発電所の更なる安全性向上、発電所の運営の改善に資するため、浜岡原子力発電所の現場を有効に活用した研究や現場ニーズを的確に反映した研究を、当社が中心となって取り組むこととしました。さらに、将来にわたって原子力をエネルギー源として安全利用していくために必要な研究にも取り組んでまいります。

これら原子力に係る研究への指導・助言を得るため、原子力や地震・津波・防災の専門家を研究アドバイザーとして招へいする予定です。

これらの取り組みによって、原子力を担う人材育成につなげてまいります。

2.今回取り組みを行う主な研究テーマ

(1)原子力発電所の安全性向上に資する研究

機器・設備の故障の未然防止を図る研究や、地震・津波観測データなどを発電所運営管理に適用する研究に取り組みます。

(2)1,2号機の運営(廃止措置)の改善に資する研究

廃止措置の安全かつ円滑な実施を図る研究に取り組みます。

(3)3,4,5号機の運営(保守・作業性)の改善に資する研究

機器・設備の保守・作業性の向上を図る研究に取り組みます。

(4)将来の技術に資する研究

新型原子炉や次世代原子燃料サイクルに関する技術開発に資する研究を推進します。

3.研究の進め方

(1)技術開発本部 原子力安全技術研究所の設置

これまでの原子力に係る研究は、技術開発本部電力技術研究所の原子力研究チームにおいて進めていました。原子力研究の強化にあたり、原子力に係る研究を専門に行う原子力安全技術研究所を新たに設置いたします。同研究所は、現場を有効に活用し、現場と密接に連携して研究を進めるため、浜岡原子力発電所内におくこととします。

(2)大学・研究機関等と連携した研究の実施

研究員の技術交流などにより研究内容を充実させるため、大学や研究機関とより一層の連携を図り研究を進めてまいります。

この取り組みとして、これまでの共同研究や委託研究に加え、新たに公募研究を行い、従来に増した連携を図ってまいります。公募研究においては、原子力の安全性向上や将来の技術に資する研究などについて広く公募を行い、2013年度からの研究開始を予定しております。詳細が決まりましたらお知らせいたします。

 

当社といたしましては、これまでと同様に、原子力安全に係る取り組みを継続して実施し、地元をはじめ社会の皆さまの安心につながるよう、全力で取り組んでまいります。

 

別紙

以上