プレスリリース

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浜岡原子力発電所の敷地および周辺における津波堆積物調査の実施について

2012年08月21日
中部電力株式会社

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当社は、2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震および国の動向を踏まえ、浜岡原子力発電所の敷地および周辺における過去の津波の発生状況について確認するため、津波堆積物調査を実施することとしましたのでお知らせいたします。

これまで当社では、歴史記録に基づいた津波に関する文献調査を実施してまいりました。また、南海トラフ沿いの地震に伴う津波堆積物等については、駿河湾および遠州灘沿岸において既に国や研究機関により調査結果が報告されており、その内容を確認しております。

その一方で、東北地方太平洋沖地震の知見を踏まえ、内閣府の「南海トラフの巨大地震モデル検討会」では、津波堆積物調査の重要性が示されており、また、原子力安全委員会では、耐震設計審査指針類の改訂案(注)において、敷地周辺における津波堆積物調査の必要性が記載されております。

このような状況を踏まえ、当社では、敷地周辺における津波堆積物調査の実施について検討を行ってきましたが、このたび、調査計画がまとまったため、今後関係各所と必要な調整等を行った上、発電所の敷地および周辺における津波堆積物の調査を行うこととしました。

当社は、浜岡原子力発電所の安全性について、今後も最新知見の反映に努め、更なる信頼性の向上に努めてまいります。

(注)原子力安全委員会の原子力安全基準・指針専門部会(2012年3月14日)における「発電用原子炉施設に関する耐震設計審査指針(改訂案)」

別紙

以上

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