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プレスリリース バックナンバー(2012年)

過熱水蒸気式高速乾燥装置“SSドライヤー”の開発について~高速乾燥を実現し、環境に優しい水系洗浄剤への転換が容易に~

2012年10月9日

中部電力株式会社

当社は、株式会社ナステックおよび株式会社大同と共同で、機械部品の洗浄工程向けに、高速乾燥を実現した「過熱水蒸気式高速乾燥装置」(商品名:SSドライヤー)を開発いたしました。

本開発品は、本年11月から株式会社ナステックより販売を開始する予定です。 

自動車部品工場などで加工を終えた機械部品は、表面の油分等を洗浄した後、乾燥させて出荷しています。その洗浄の際には、従来は引火性のある溶剤系洗浄剤が使用されてきましたが、近年は安価で無害な水系の洗浄剤が登場しています。しかし、揮発性の高い溶剤系洗浄剤に比べて、水は乾燥に時間がかかるため、お客さまが水系洗浄剤を導入したくても断念する場合が多く、水分を高速に乾燥できる技術が求められていました。

本開発品は、乾燥に加熱効率の高い過熱水蒸気を活用します。過熱水蒸気とは200~250°C程度の高温の水蒸気のことで、従来の熱風に比べて5~10倍の加熱能力があります。この過熱水蒸気を機械部品にあてることで、金属部品に付いた水分を短時間で乾燥できるようになりました。

また、従来の引火性のある溶剤系洗浄剤を使用する場合、高価な洗浄剤の購入コストに加え、洗浄ラインを引火しにくい特殊な構造にする必要があることから、多くのコストがかかっていました。本開発品の採用により、引火性がない水系洗浄剤への転換が図れ、簡単な構造で工場の作業環境が安全になると共にコストを削減できます。

なお、本開発品は、10月17日および18日に技術開発本部(名古屋市緑区大高町北関山20番地の1)で開催される「テクノフェア2012」で、展示いたします。

「過熱水蒸気式高速乾燥装置」の主な特長

(1)乾燥時間の大幅短縮

従来の熱風方式では、形状が複雑な機械部品では、部品の凹部にたまった水が蒸発しにくいため、乾燥時間が10分~1時間でした。本開発品では、過熱水蒸気を機械部品に当てることで、寸法が数cmの金属部品を数百個単位で3分以内に乾燥することが可能です。

(2)高い安全性の実現

本開発品の導入により、無害な水系洗浄剤の採用が容易になり、洗浄ラインを簡易な構造にできると同時に、工場の作業環境の安全性が向上します。

(3)洗浄剤コストの削減

本開発品の導入により、従来は工場の負担であった溶剤系洗浄剤の購入コストを削減できます。

別紙

以上