プレスリリース

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碧南火力発電所3号機における火災の原因と対策について

2014年06月06日
中部電力株式会社

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2014年1月19日午前1時44分、当社の碧南火力発電所3号機において、6台のうち1台の微粉炭機(石炭を粉砕し、燃焼用空気と一緒にボイラバーナーへ送る装置)で火災が発生しました。

ただちに、消防機関へ通報するとともに、3号機を停止し、自衛防災隊により消火しました。この火災による、ケガ人、外部への影響はありませんでした。(2014年1月19日 お知らせ済み

ご迷惑・ご心配をおかけしましたことを、改めてお詫び申し上げます。

当社は、このたび、火災の原因究明を進め、再発防止策を策定しましたので、お知らせいたします。

なお、3号機については、火災が発生した微粉炭機1台の使用を停止し、安全を確保した上で、他の5台の微粉炭機を使用して、2月2日より運転を再開しています。

1 火災の発生原因

微粉炭機内部のローラー部付近に石炭微粉が堆積しないよう、堆積防止板が設置されています。これまでの現場調査および各種試験の結果から、この堆積防止板に、木質バイオマス燃料が石炭微粉と混ざった状態で堆積していたことが分かりました。この堆積物が、微粉炭機を起動する際に一時的に加熱されて火種となり、火災に至ったものと推定しました。

2 再発防止策

堆積防止板への堆積を抑制するため、堆積防止板の取り付け角度を、現在よりも急こう配に変更します。

また、対策の効果を確認した上で、3号機の他の微粉炭機にも順次同様の対策を実施してまいります。

当社は、今後も設備の保安管理に万全を期すとともに、電力を安定してお届けできるよう、努めてまいります。

【碧南火力発電所の概要】

所在地

愛知県碧南市港南町2-8-2 

出力

1~3号機:各70万kW
4、5号機:各100万kW

燃料

石炭

以上

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