プレスリリース

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原子力の自主的・継続的な安全性向上に向けた更なる取り組みについて

2014年06月13日
中部電力株式会社

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当社は、従来から自主的に耐震裕度向上工事や重大事故への対策を実施するなど、原子力発電に伴うリスクの低減に取り組んでまいりましたが、安全性向上に向けた更なる取り組みを強化することとし、その施策やスケジュールを「ロードマップ」として取りまとめましたのでお知らせいたします。

5月30日に公表された国の提言書「原子力の自主的・継続的な安全性向上に向けた提言」において、東日本大震災や東京電力福島第一原子力発電所の事故に直面する以前においては、それまで積み重ねてきた安全対策があることを理由に自主的かつ継続的な安全性向上の取り組みが十分ではなかったこと、また、原子力の事故リスクについて極めて小さいとして原子力施設は安全であると説明し、リスクには触れなかったことなどが事業者の姿勢として指摘されています。

こうした指摘を踏まえ、当社は、福島第一原子力発電所のような事故を起こさないという決意のもと、リスクと向き合い、その低減に経営トップ自らが取り組むとともに、原子力部門においては確率論的リスク評価(PRA)を活用するなどリスクの低減に努めていくこととしました。また、安全対策や原子力のリスクの状況について、地元をはじめ社会の皆さまとの情報共有に努め、双方向でのコミュニケーションを図りながら、更なる安全性の向上に取り組んでまいります。

以上の考え方に基づき、今後5年間の施策の方向性や実施スケジュールを取りまとめました。これまで実施してきた事項については引き続き真摯に取り組むとともに、本年7月にガバナンス強化に向けた「中部電力グループ原子力安全基本方針(仮称)」の制定、「原子力安全向上会議」の設置に着手する等、今後、各施策の具体化を図ってまいります。

別紙

以上

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