プレスリリース

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店舗・オフィス用エアコン 省エネ形室外機「スーパーパワーエコゴールドP224・P280形」の開発・発売について~業界トップの省エネ性能(注1)を

2016年02月02日
東芝キヤリア株式会社
中部電力株式会社

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東芝キヤリア株式会社(取締役社長:近藤弘和、所在地:神奈川県川崎市)および中部電力株式会社(代表取締役社長:勝野哲、所在地:愛知県名古屋市)は、業界トップの省エネ性能を持つ店舗・オフィス用エアコン室外機「スーパーパワーエコゴールド P224・P280形」を共同開発し、東芝キヤリアより2016年4月に発売します。

環境対策や省エネが求められているなか、店舗・オフィスの多くでは、使用電力量の約半分を空調が占めているというデータからも分かるとおり(注2)、より高い省エネ性能のエアコンが求められています。

また、店舗・オフィスに設置されている従来機種のエアコンの運転状態を調べてみると、低負荷(最大能力の30%以下のパワー)で運転する時間が大部分を占めており(注3)、更には、低負荷運転時に運転のON/OFFを繰り返して温度を管理する(“断続運転”を行う)ため、エネルギーロスが発生してしまうといった課題があり、その改善策が求められてきました。

今回の開発機種では、コンプレッサーやインバーター等の部品改良を行うことで、業界トップの省エネ性能を達成するとともに、低負荷運転時の“断続運転”を抑制してエネルギーロスが発生する機会を低減させることが可能となりました。更に、本体のコンパクト化に成功し、設置スペースや重量を削減しました。

開発機種の主な特長

  1. 業界トップの省エネ性能を達成

    コンプレッサーの高効率・大容量化、インバーター基板に東芝キヤリア独自の昇圧回路を搭載するなど、省エネ化にとって重要な部品の改良を行うことで、業界トップの省エネ性能(APF2015(注4)で5.9)を達成しました。(別紙[図1]参照)これにより、エネルギー消費量は、従来機種比で約18%削減(注5)できます。

  2. 断続運転の抑制によるエネルギーロスの発生機会の低減
    運転時における冷暖房能力の変動幅を広げることで“断続運転”を抑制し、エネルギーロスの発生機会を低減します。(別紙[図3][図4]参照)
  3. 薄型室外機の採用で設置スペース・重量を削減
    薄型新室外機筐体を採用。従来機種と比較して、設置面積(底面積)を約50%、製品質量を65kg削減できたことで、搬入時等の負担軽減と設置場所の自由度を拡げることができました。(別紙[図5]参照)

(注1)P224形天井カセット形4方向吹出しタイプ同時ツイン組合せ「AUSB22476M」のAPF2015(JIS B 8616:2015)において。(別紙[図1]参照)
2016年1月現在、店舗・オフィス用エアコンでの東芝キヤリア調べによる。

(注2)2011年5月資源エネルギー庁「夏期最大電力使用日の需要構造推計」業務部門の需要カーブ「オフィスビル」「卸・小売店(食品スーパーを除く)」参照

(注3)東芝キヤリアによるオフィスビルにおける実測調査より。(別紙[図2]参照)

(注4)通年エネルギー消費効率=(冷房期間総合負荷+暖房期間総合負荷)/(冷房期間消費電力量+暖房期間消費電力量)

(注5)P224形天井カセット形4方向吹出しタイプ同時ツイン組合せ 開発機種「AUSB22476M」と従来機種「AUSB22475M」との期間消費電力量(JRA4002:2013R)比較において。

別紙

以上

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