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プレスリリース 2018年

浜岡原子力発電所5号機 非常用ディーゼル発電機(B)の故障による運転上の制限からの逸脱に関する原因と対策について

2018年9月20日

中部電力株式会社

当社は、2018年6月5日に発生した浜岡原子力発電所5号機 非常用ディーゼル発電機(以下、「D/G」という。)(注1)(B)の故障によって運転上の制限(注2)から逸脱した事象について、原因を調査し対策をとりまとめましたので、お知らせします。また、とりまとめた結果について、本日、原子力規制委員会に報告書として提出しています。

調査の結果、「過去の取替え作業時に生じた打痕」とその後のD/G(B)の運転による熱疲労の複合要因から、D/G(B)の排気管伸縮継手のベローズ(注3)に初期き裂が発生し、排気管の内圧により初期き裂が進展してベローズが破損したものと推定しました。

【原因と再発防止対策】

「過去の取替え作業時に生じた打痕」は、その形状などから、2008年の排気管伸縮継手の取替え作業において、当該排気管伸縮継手を他の機器に接触させたことにより生じた可能性が高いと推定しました。この原因と再発防止対策は以下のとおりです。

原因

再発防止対策

  • 現場作業要領に排気管伸縮継手のベローズを取扱う際の注意点の記載がなかった
  • 排気管伸縮継手のベローズは薄肉部材であり、熱収縮によって発生するひずみが打痕部近傍に集中しやすいという認識が現場作業員に乏しかった
  • 現場作業要領に打痕の発生を防止するための手順の追加
  • 打痕がベローズに与える影響についての注意喚起および教育の実施
  • 排気管伸縮継手取付け後の当社社員の立会による外観点検の追加

さらに、排気管伸縮継手について保温材を取り外した状態で定期的に外観点検を実施することおよび排気管伸縮継手の予備品を確保することにより、偶発事象(注4)による設備故障にも備えます。

今後は、3号機,4号機の非常用ディーゼル発電機も含め、上記の対策を実施することで再発防止に努めてまいります。

(注1)非常用ディーゼル発電機とは、外部からの電源供給が停止した場合等に自動的に起動し、主要な機器(非常用炉心冷却系ポンプ等)に電力を供給する非常用の発電機です。

(注2)運転上の制限とは、安全機能を確保するための、予備も含めた動作可能な機器(ポンプ等)の必要台数や、原子炉の状態ごとに遵守すべき温度や圧力の制限のことで、一時的にこれを満足しない状態が発生すると、事業者は保安規定に従い運転上の制限から逸脱と判断し、復旧措置を実施する必要があります。

(注3)ベローズとは、熱や振動による変位を吸収する蛇腹構造をした伸縮管です。

(注4)ここで言う偶発事象とは、劣化メカニズムとして考慮されていない人的過誤や製作不良などによってもたらされる事象を言います。

【これまでの公表状況】

  • 浜岡原子力発電所5号機 非常用ディーゼル発電機(B)の故障による運転上の制限からの逸脱について(2018年6月5日公表
  • 浜岡原子力発電所5号機 非常用ディーゼル発電機(B)の故障による運転上の制限逸脱からの復帰について(2018年6月12日公表PDF【129KB】
  • 浜岡原子力発電所5号機 非常用ディーゼル発電機(B)の故障による運転上の制限からの逸脱に関する報告書の提出について(2018年6月15日公表PDF【104KB】
  • 浜岡原子力発電所5号機 非常用ディーゼル発電機(B)の故障による運転上の制限からの逸脱について(原因調査状況)(2018年8月6日公表PDF【253KB】

別紙

以上