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プレスリリース 2019年

赤外線ヒータ式金型加熱器「HIGH POWER金型加熱器TOUGH」の開発~約20%の加熱時間短縮と、耐熱性向上を実現しました~

2019年10月24日

中部電力株式会社
メトロ電気工業株式会社

中部電力株式会社(所在地:名古屋市東区、代表取締役社長:勝野 哲)とメトロ電気工業株式会社(所在地:愛知県安城市、代表取締役社長:川合 誠治)は、鋳造工場向けの赤外線ヒータ式金型加熱器「HIGH POWER金型加熱器TOUGH」(以下、「開発品」)を共同開発し、本日から受注を開始いたします。

自動車工場などの鋳造工程では、製品の品質安定化と金型保護を目的として、鋳造前の金型を一度熱して、高温にしてから製品を作っています。この金型を高温にする加熱器として、メトロ電気工業株式会社では、2014年11月から、「HIGH POWER金型加熱器」(以下、「従来品」)を販売しております。

アルミニウム合金など、鋳造の原料である高温の溶解金属は、溶解保持炉から下金型を通過して金型内部に流入します。

溶解金属が、金型内部に充填される前に冷え固まることを防ぐために、上金型に比べて下金型を高温に加熱する必要がありますが、従来品では、金型加熱器からの熱は金型の上部で滞留するため、上金型に比べ、下金型の昇温が遅いという課題がありました。

また、従来品のフレームには、耐熱温度が約700°Cのステンレス鋼(注1)(SUS304)を採用しておりましたが、金型を400~500°Cで長時間加熱するような場合には、赤外線ヒータからの熱によって、フレームが酸化・変形しやすいという課題もありました。

(注1)スプーン等の身の周り部品から厨房機器・建築材料として幅広く使用

開発品は、赤外線反射塗料を赤外線ヒータの上部に塗ることで、下金型に対して、より多くの赤外線を照射することが可能となり、効率的に金型を加熱できるため、従来と比べて加熱時間を約20%短縮します。

また、フレームの材料として、耐熱温度が約1,000°Cの耐熱ステンレス鋼(注2)(SUS310S)を採用することで、赤外線ヒータからの熱による酸化や変形を防ぐことができます。

(注2)耐熱性、耐酸化性に優れており、ボイラーやジェットエンジン等の特殊部品に使用

今後、鋳造工場のお客さまを中心に、開発品をご提案することで、金型の加熱プロセスにおける課題解決に向けた取り組みを支援してまいります。

【開発品の主な特長】

  • 加熱時間の短縮

赤外線反射塗料を赤外線ヒータの上部に塗ることで、効率的に金型を加熱することができ、従来品に比べ、加熱時間を約20%短縮

  • 高い耐熱性

フレームの材料を、従来のステンレス鋼(耐熱温度:約700°C)から、耐熱ステンレス鋼(耐熱温度:約1,000°C)へ変更することで、赤外線ヒータからの熱による酸化・変形を防ぐことが可能

【概要図】

概要図

【外観】

外観画像

【仕様】


定格電圧

三相AC200V

ヒータ仕様(定格消費電力)

3kW×6本(18kW)

本体寸法

幅610mm×奥行275mm×高さ125mm

本体質量

約11kg

参考価格

約150万円(加熱範囲300×400 mm)

 

以上