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その他の記者会見 平成20年11月度 電事連・各務副社長記者会見

2008年11月13日

中部電力株式会社

本日、私からは、

  • 電力需要から見た中部の景気
  • 特例子会社「中電ウイング」

についてお話しさせていただきます。

電力需要から見た中部の景気

  • まず最初に「電力需要から見た中部の景気」について、お話しさせていただきます。
    「資料1」(大口電力の産業別販売電力量の対前年増加率)をご覧ください。
  • 既に皆さまにもお知らせしておりますとおり、今年上期の大口のお客さまへの販売電力量は、対前年比プラス1.2%となりました。
  • 月ごとの実績では、7月までは概ね前年を上回ったものの、上期後半の8月・9月については状況が大きく変わり、前年割れとなりました。
    大口のお客さまへの販売電力量が2ヶ月連続で前年割れとなるのは、平成15年10月・11月以来のことです。
  • 大口のお客さまへの販売電力量のうち、4割強を自動車、液晶、半導体などの「機械」が占めており、これまで、中部地域の経済を牽引してきました。
  • その「機械」についても、上期合計では対前年比プラス2.6%となったものの、後半の8月・9月は2ヶ月連続で前年割れとなりました。
  • また、「素材型」の産業についても上期の実績では、全体的に伸びが鈍化傾向にあり、「化学」や「鉄鋼」でなどでは、同じく8月・9月でマイナスとなりました。
  • これは、中部地域は「機械」の比率が高い上に、「機械」自体が裾野の広い産業であり、その生産動向が「素材型」など他の産業にも影響を及ぼしつつあることも一因であると考えています。
  • 中部地域の有効求人倍率や鉱工業生産指数、輸出統計などの経済指標は、全国同様に鈍化傾向で推移しております。
  • こうしたなか、至近の大口のお客さまへの販売電力量の推移とあわせて見ると、これまで「元気」だと言われてきた当地域においても、景気の減速感が強まっていることが伺えます。
  • なお、10月の販売電力量は現在集計中であり、まとまり次第お知らせさせていただきますが、大口のお客さまへの販売電力量は3ヶ月連続で前年割れとなる見通しです。
  • 輸出関連企業が多い中部地域は、米国をはじめとする海外経済や為替変動の影響を受けやすいことが特徴です。
  • 米国の金融危機に端を発する世界的な株安や不安定な為替の状況が継続すれば、中部経済においても企業収益や個人消費への一層のマイナス影響が懸念されることから、先般、選出された米国のオバマ大統領の経済政策なども含め、今後の動向には注視してまいりたいと考えております。
  • 一方で、中部地域は、今年2月には新名神高速道路が開通、7月には東海北陸自動車道が全線開通し、関西・北陸地域へのアクセスが向上するなど、交通インフラの整備が進んでおり、今後、人・モノの流れが活発化することが見込まれます。
  • また、当地域では、地元経済界が中心となって設立した「ナノ構造研究所」が本年12月に本格稼働する予定であるなど、地元経済界・行政が連携してナノテク関連の先端技術集積を推進していこうとする動きがあります。
  • さらには、自動車産業と並んで裾野が広く、将来、当地域の大きな柱となる可能性のある航空機産業が徐々に根付きつつあるなど、「ものづくり」の幅を広げていこうとの気運は高まっております。
  • このように、中部地域の経済の基盤である「モノづくり」は、将来に向かって歩み始めており、私としても中部地域の一層の発展につながるものと期待しております。

特例子会社「中電ウイング」について

  • 次に、私が代表取締役社長を務めております特例子会社「中電ウイング」の見学者が、おかげさまで明日にも1万人を突破する見通しとなりましたので、簡単にご紹介させていただきます。
     「資料2」(特例子会社「中電ウイング」の概要)をご覧ください。
  • 中電ウイングは、「障がい者の雇用促進」と「競争力のある事業展開」の両立を目指して設立され、平成15年4月から、事業を開始しております。
  • 10月末現在の従業員数は55名、うち38名が「障がい者」であり、「印刷事業」、ノベルティ商品の販売・包装などの「商事事業」、花の栽培・花壇の保守などの「園芸事業」などを展開しております。
  • 中電ウイングは事業を展開するにあたって、
    ・提供する商品・サービスの「品質・価格・スピード」は市場水準を維持する、
    ・生き甲斐と誇りを持って、イキイキと働く職場を実現する、
    ことを基本方針としております。
  • 具体的な取り組みとして、平成17年3月から半年間開催された「愛・地球博」では、電気事業連合会が出展した「ワンダーサーカス電力館」の記念品、花壇のデザインやメンテナンスを手掛け、ご来場いただいたお客さまにも大変好評でした。
  • また、最近では、地域の方々をお迎えしたガーデニング教室の開催、ダムの流木を利用して製作した環境に優しい植木鉢の販売などにも取り組んでおります。
  • 中電ウイングでは、「障がい者」それぞれが持っている秀(ひい)でた能力を最大限活かすことが可能な業務を調べ、それをビジネスモデルに取り入れることで、提供する商品・サービスの競争力を高めております。
  • このように「障がい者の雇用促進」と「競争力のある事業展開」の両立を目指す取り組みについては、行政や他の企業など多くの方々が関心をお持ちになり、冒頭に申し上げましたとおり、見学者が1万人に達する見通しとなりました。
  • 今後も多くの方に見学していただき、様々な角度からのご意見を頂戴し、それを事業に反映させていくことで、より付加価値の高い商品・サービスの提供に努めてまいります。
  • 公益事業に携わる当社としては、中電ウイングの取り組みを通して、少しでも地域のお役に立てるよう、引き続き、努力してまいりたいと考えております。

私からは以上でございます。

以上