定例記者会見
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平成23年度決算発表記者会見
2012年04月27日
中部電力株式会社
- まず、私からは、
- 平成23年度決算
について、お話しいたします。
平成23年度決算について
(決算の概要)
- 最初に、平成23年度決算についてお話しいたします。
資料1「平成23年度決算について」の1ページをご覧下さい。 - 連結売上高につきましては、電気事業において、販売電力量の減少はありましたが、燃料費調整額の増加などにより電灯電力料が増加したことなどから、2兆4,492億円となり、1,183億円の「増収」となりました。
- 一方、連結経常損益につきましては、浜岡原子力発電所全号機の運転を停止したことによる原子力発電量の減少などの影響から、678億円の損失となりました。
- 連結経常損失は、連結決算を開始した平成6年度以降、初めてとなります。
- 次に、中部電力の個別決算でございますが、2ページ下段をご覧下さい。
売上高は、 前期比 1,168億円増の 2兆2,951億円
営業損益は、 前期比 2,083億円減の 504億円の損失
経常損益は、 前期比 2,084億円減の 774億円の損失
当期純損益は、前期比 1,704億円減の 946億円の損失
となりました。
- 営業損失につきましては、昭和26年当社設立以来、初めてであり、経常損失につきましては、昭和54年度以来、32年ぶり2度目となります。
(剰余金の配当)
- 配当に関しましては、6ページ下段をご覧ください。
- 配当金につきましては、当社の「株主還元に関する考え方」のとおり、電力の安定供給に不可欠な設備の形成・運用のための投資を継続的に進めつつ、安定的に株主のみなさまのご期待にお応えするため、1株当たり年間60円の配当水準の維持に努めていくことを基本といたします。
- 当期の業績は、浜岡原子力発電所全号機の運転停止に伴う燃料費の増加などにより当期純損益は大幅な損失となりましたが、期末配当金につきましては、先ほど申し上げた考え方にもとづき、中間配当金と同様1株につき30円を予定しております。
(24年度の業績見通し)
- 次に、24年度の業績見通しでございますが、資料の8ページをご覧下さい。
- 現在、当社は、浜岡原子力発電所の安全性を高めるため、昨年に公表いたしました津波対策工事を、平成24年12月の完了を目標に着実に進めております。
- 併せて、地元をはじめとする社会のご理解をいただくために、津波対策工事の考え方や内容について丁寧にご説明するよう取り組んでおります。
- また、他社原子力発電所についても見通せない状況にあります。
- 従って、需給動向を含めた先々の見通しについてお示しできる段階ではなく、一定の前提を置いて合理的に業績を予想することができない状況にあるため、平成24年度の業績予想につきましては、売上高および利益とも「未定」とさせていただきます。
- 今後、業績を予想することが可能となった時点で速やかにお知らせいたします。
(まとめ)
- 昨年度に引き続き、平成24年度についても、浜岡原子力発電所の停止に伴い、厳しい収支状況が予想されます。
- 当社は、昨年度から実施しております経営効率化の取り組みを引き続き行い、徹底したコスト削減に努め、この厳しい難局に対処してまいりたいと考えております。
- 私からは以上であります。
資料
以上